自分しかできないことをやればいい・その5

ようやく畑に雨が降り、作物たちが歓喜の歌声で合唱しているようです。

「自分しかできないことをやればいい」

では

誰でもできることは???

物事は弁証法の相反合で考えていくと団子虫のように迷路から抜け出られます。

「誰でもできることはやらなきゃいい!」

「それは自然にまかせて放っておけばいい」

キリスト教の呪縛からの解放を歌うルネサンスに咲いた

科学技術の力はどこからくるのでしょうか?

科学技術の力は自然の力であり、人類はその自然の力を応用したにすぎません。

人類は地球上で人類しかできないことをやっているにすぎません。

蒸気機関車が動くのは、水を熱して蒸気を作り、密封したエンジンを回すからです。

人類はただその蒸気機関車という構造を作っただけです。

その蒸気機関車を動かすのは地球の資源である石炭、火力、水、鉄の自然の力です。

人力車であったならば、それは人間の力で、自然の力ではありません。

科学技術の力というのは自然力であり、

それは

「誰がなにもやらなくてもそうなっていく」

「何もしない方がうまくいく」

「誰もできることは誰がやらなくてもできてしまう」

機械力=自然力というのは

「誰でもできることを誰もやらなくても、自然の力でそうなってしまう」

というものです。

機械が故障して、それを修理したり、新たに機械を作ることは

人間でしかできません。それが人間がやることであり、人類の個性というものです。

ただ、今人類は

「それができてもやってはいけない」誘惑にとりつかれています。

原爆原発、遺伝子組み換え、細菌兵器など

人間には自殺願望もあるのです。それは聖戦として自爆テロのような願望です。

地球生物には絶滅種というものがたくさんあります。

その絶滅種の原因は人類の傲慢な殺傷願望にあります。人類だけが地球を謳歌し、他の生物がその犠牲になったら、それは地球の砂漠化を生み出し、人類も絶滅させた種と同じような絶滅種になるというのも、自然力です。

なぜ

「原爆原発、遺伝子組み換え、細菌兵器などはできてもやってはいけない」のでしょうか?

それは人類が絶滅種となるような自殺願望だからです。

一個の人間が自殺しても、他の70億の人間が生きていますが、

「原爆原発、遺伝子組み換え、細菌兵器などは、人類70億人全体の自殺行為につながる」からです。

人類もまた諸行無常であり、永遠に生き続けられる存在ではありません。

一歩間違えれば、人類滅亡になる誘惑は現代たくさんあります。

今の北朝鮮の核戦争の挑発はまさにその兆候です。

自然にとって、人類が滅亡しても、なんら困ることはありません。人類に代わって他の生物が地球を謳歌させるでしょう。それは過去恐竜の時代が繁栄し、絶滅したように、繰り返されるだけです。

 

自分しかできないことをやってはいけないことは

ただ一つ

自分を殺してはいけないこと

だけ、それだけ

それ以外は大いに

自分だけしかできないことをやりましょう

誰でもできることは自然にまかせて

大いにやりましょう

 

 

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