試行2

ありがとう通貨は等価交換

 ありがとう通貨を導入しようとして、怒ってやめた本人が、もどってきて、おもしろいから、ありがとう通貨をやってみようという気になった。

 そこで、彼とどのような形で、ありがとう通貨を導入しようかと考えてみた。

 彼はとにかくお金を儲けたい性分である。そのため、お金を儲けるための、ありがとう通貨は導入できるかということになる。

 その場合、共同事業という形でしか、ありがとう通貨が使えないことがわかってきた。

 つまり、ありがとう通貨は、最初から最後まで、上下関係のない平等関係でなければできない通貨だということがわかったのです。そのため、お金を儲ける事業には、資金も、情熱も、労働力も半々でないとできない。

 そこで、ありがとう通貨は共同事業という形の契約をする約束手形みたいになってくる。


 このように、どうあがいても、ありがとう通貨は最初から最後まで平等関係を貫くことでないと発行できない。


 そこで、当初の、介護するようなボランティアの場合は、どのようになるだろうか?


 例えば、身障者とボランティアの関係において、どのようなありがとう通貨が発行できるだろうか?

 これは、したいことと、できることの交換をすることになる。

 例えば、こんな感じになるのではないだろうか?


 そして、身障者が描いた絵についての権利は介護する人のものになるという契約を結ぶことになる。

 このように、ありがとう通貨は二人の共有の時間と事業ということになる。そのため、通貨というよりは、平等契約内容という形に変化してくるのではなかろうか?