4月開催のG20の議題に必ず含まれるべき通貨改革案 |
『エンデの遺言』に出てくるマルグリット・ケネディ女史の知人ジェームズ・ロバートソン氏が下記のような呼びかけをしています。
(.リカルドさん翻訳) ―― 4月開催のG20の議題に必ず含まれるべき通貨改革案 〜クラッシュ・キャンペーン〜 G20 AGENDA FOR APRIL MUST INCLUDE MONETARY REFORM A Crash Campaign 概要 SUMMARY and INTRODUCTION 1.本文書の本来的な目的は――国家的および国際的な――通貨改革の提案を、2009年4月2日に開催されるG20の会合の議題として盛り込むことである。 2.副次的な目的は、たとえ4月のG20に出席する各国政府がこうした問題についての議論を行うことに同意しなかったとしても、今その目的の積極的な追求が行われることが、すでに盛り上がって来ている通貨改革を支持の増加につながるであろうというものである。そしてそれは、インターネットや他のチャンネルを通して雪だるま式に、強力で長期的な国際的キャンペーン運動になることだろう。 3.G20に出席する各国政府に提出される改革案は次の通りである。 (1)国家的通貨改革は自国の通貨を本当の意味で国家に帰属させるものである。 それは、 (a)公的なマネーサプライ全てを負債の発生なく創造するという職務を、国有化された中央銀行に移すことによって行われる。また、 (b)民間銀行を含めその他のいかなるものに対して――鋳造硬貨や偽造銀行券が、かねてから犯罪行為であるように――無から銀行口座のお金を創造することを禁止することによっても行われる (2)国際的通貨改革は真の意味で国際的な、負債のない通貨を導入する。 (a)その通貨は、新しい国際的金融当局によって創造される。 (b)その通貨は、外国為替のための、より効率的かつより安定的で公正な基礎を世界経済に提供するためのものである。 (c)その通貨は、国家通貨やユーロ通貨とも共存する。 (d)ただしその通貨は国際的通貨としては、そうした通貨にもはや依存するものではない。 この二つの改革は――今日創造されているような――負債たるお金ではなく、負債を発生させないお金を創り出すものである。国家的改革は通貨創造の機能を特定の利害(銀行業務)から公共の利益に仕える国家の通貨当局(中央銀行)に移すというものである。 国際的改革は通貨創造の機能を、特定の一国の国益(ドルを創り出すアメリカ)から、国際的な利益に仕える国際的通貨当局によって発行される、真に国際的な通貨へと移すものである。これらの改革案は、長期的においてのみ適切なものではない。 これらの改革の足がかりとして策定されたならば、現在の危機に対処するためにとられる行動は、より効果的なものとなるだろう。 注記:G20(グループ・オブ・20)に出席する国家は、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカ、ロシア、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、メキシコ、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、トルコ、インドネシアである(それに加え、EUと世界銀行およびIMFの代表者も出席する)。 詳細は下記リンクを参照されたい。 www.g20.utoronto.ca/g20plans/index.html www.londonsummit.gov.uk/en |