お金って何だ2?!


新型コロナパンデミックの経済対策に現金給付



新型コロナのパンデミックによる経済不況はリーマンショックに似ているが、
リーマンショックは金融経済の打撃からだったが、コロナショックは実質経済の打撃から始まった。




その経済対策に現金給付の必要性がされている




リーマンショック以降、もっとも大きく飛躍したのがビットコインである。

それを機に、通貨が中央銀行以外で、誰でもが発行できるという地域通貨・仮想通貨・企業グループ通貨の流通が大きくなってきた。

そして、中央銀行発行の紙幣は電子マネー化への流れへと動いている。

こうした流れは

貨幣の借り貸しによる流通

 中央銀行紙幣発行貸出⇒市中銀行貸出⇒国・企業・個人

 国・企業・個人返済⇒市中銀行返済⇒中央銀行

 この流れが鈍化し経済不況になる。

コロナ対策で、中小企業が「たとえ無利子でも返済できそうにない」と答える状況である。

 借金返済の流通の代わりに登場したのが株式の発行である。

これは「たとえ無利子でも返済できそうにない」状態のとき、
「もし利潤があがったら配当(利息分だけ)してくれればよい」

その株式(権利)も売買できることで大きく流通する。
この株式流通の方が銀行貸し借り流通よりも大きくなってきている。

ビットコインは電子マネーによる株式流通システムである。
そのシステムが中央銀行を介入しないで、それぞれの交換所のブロックチェーンになっているというだけで流通の本質は変わりがない。

電子マネーのビットコインは紙幣の中央銀行通貨に比べて
各国通貨の為替の手数料を極端に安くできることである。
それは
基軸通貨のドルを経由しなくても、また紙幣交換の手間もいらなく、両替所のよる手数料の差もなくすことができるからである。

そして、
世界は中央銀行紙幣が電子マネー化し、為替手数料の安い仮想通貨(企業通貨)のように、なりつつある。

2019年ファイスブックが仮想通貨『リブラ』の発行計画が大きく世界を動かした。

新しく仮想通貨を発行流通させるためには、
中央銀行が新貨幣を発行したら、市中銀行へ全額貸し出すことから始まるように、
国民一人一人にその新仮想通貨を無償給付(貸出・株式買い取りの意味)することから始まる。



これはいわば毎月国民すべてにベイシックインカムを施すことと同じ意味合いになる。

だが、無償給付し、それを回収しなければ、ハイパワーインフレに陥り、経済は破綻する。
お金は身体の血液のように世界を回らなくては生活は維持できない。


腐るお金とは?


腐るお金を提唱したのはドイツの経営者ゲゼルである。

リーマンショックの金融対策に現実に腐るお金として、適応されたのはマイナス金利政策である。

腐るお金は減価する貨幣また自然経済とも言われ、

「もし、お金が麦粒だったら、倉庫に貯めてある余剰の麦粒はいずれ腐るだろう

という視点から展開された思想である。

一方、
「もし、お金が麦粒だったら、畑に播き、育て、その万倍の麦粒にすることができるだろう」


これが現代の増やす(増える)お金が展開された投資思想(資本主義)である。


どちらのお金にしても、

お金の額(数字)は減りも増えもしない、
その金額数字が描かれた材質が石であれ、金属であれ、紙であれ、電子であれ!

また
需要と供給の関係で増減(計算)し落ち着く結果の金額数字があっても、その数字自体は変化のない数字である。

明治時代に発行された1円も 令和に発行された1円も、同じ1円という数字で変わりがない。

つまり、

1円という数字の価値が、需要と供給の関係で、その使用価値が高下(増減)するだけである。
腐るお金とは基本通貨の使用価値が下がることをいい、増えるお金とは基本通貨の使用価値が上がることをさす。


つまり、どんな通貨も商品と同じで、人間にとっての需要と供給で、その使用価値が決まる。
通貨の発行供給が多すぎれば、その通貨はハイパワーインフレのように使用価値が減り、紙くずと同じもなる。
株式の需要が少なければ、その株式価格は暴落し、その会社が倒産すれば、その株式は紙くずになる。

安定するお金とは

お金は金融商品ともいえるほど、その性質は類似している。

商品の市場価格を安定させるためには、その時の需要に合わせた生産をすることである。
通貨も その需要に合わせた発行また廃棄をすればその価格は乱高下しないで安定する。

仮想通貨の価格は金本位制の金の生産量ように、その仮想通貨の発行金額を一定にして、
再発行再廃棄をしないというシステム構築し、それを規約している。
その現金交換価格が新型コロナの感染みたいに累乗曲線になると、それは掛け金が万倍になるギャンブルになり、
投資加熱になってくる。だが、その価格があまりに高くなると、買う人は暴落を恐れて少なくなり、売りたい人が多くなり、実際に暴落していくと、そこに拍車がかかる。

株式の場合、需要が高くなり、増資することができるので、いわば生産調整ができ、
価格は万倍のような放物線をある程度抑えることができる。

各国通貨は中央銀行が需要に合わせた発行廃棄がしにくいので、金利調整や基軸通貨の売買や
大企業の株式・国の債権の売買をして調整して、安定通貨、株式市場価格を調整している。

だが、金融経済市場では調整しやすいが、実質経済市場の物価調整が難しいのは歴史が示すところである。

実質経済市場における
通貨の安定価格を実現させるには、もっと簡単に通貨の需要に合わせた供給廃棄システムが必要になる。


紙幣から電子マネーの時代へ

情報が紙に書かれたときは、本や絵画などその管理も、量も莫大な手間とお金がかかる。
しかし、今の電子の情報にしたら、百冊の百科事典も、一センチにもならないSDカードで十分に治められる。
お金を管理する銀行も、ネット銀行にすれば数百もの店舗も店員もいらない。
お金の管理や両替はほとんど電子機械があっという間にやってくれるので、そうした手数料も安くすることもできる。

お金の流通力は中央銀行から市中銀行から企業・個人への貸し出しと、その引き上げに大きなリスクがあり、
それがうまくいかないと、どちらも破産してしまう。それがリーマンショックのような金融崩壊を生み出している。

賃借のリスクと手間がプラスの金利という必要条件になった。
しかし、自然経済はリスクも手間もなく、マイナスの金利になる。

お金という麦粒を増やすには、畑を耕し、水と肥料を与え、病虫害にならないよう農薬をかけて、万倍のお金の麦粒を生産する。
だが、
お金という麦粒を腐らし減らすためには、何もしないで、ただ大地にばら撒き捨ててしまえばよい。
そうした麦粒はいくらか芽を出しても、播いただけの麦粒は生産できない、全滅するだろう。

お金が電子マネー化すると、
その手間も管理も、人が何もしなくても、電子コンピューターが自動的に計算し、自動返済できるようになる。

例えば、
うちの水道・電気・電話代金など、銀行口座から自動に差し引かれる。
使用した料金は借入金であり、銀行からの差し引かれる金額は返済金である。
私は水道光熱費などの出し入れをお金の貸借として 機械が自動にやってくれる。

今の現金や貸借金は、すべて中央銀行から発行貸出され、中央銀行に引き上げ返済される。

古くなって使えなくなった紙幣は新しい紙幣と交換されるような流れである。

その現金紙幣がすべて電子マネーにしたら、すべての取引
貸借、贈与、売買、交換、投資などのお金の流れに、一定率の税をかけて、
発行した中央銀行に税金として自動引き上げ返済されるようにすることが簡単にできる。

とくに、大きな取引は外国為替や株売買である。
それに一定の税を取引税(流通税)として、中央銀行に一定年月内に全額返済されるようにすればよい。
それは機械が行うので、リスクも手間もいらないのでゼロ金利にできる。

いわば、

中央銀行から発行されたお金は国民に行き渡ると自動(自然)に決められた年月に引き上げさせら返済できる。

国が国民から税金を申告徴収しなくても、それを中央銀行電子マネーAIがみな代行して行うことが可能になる。

国が国民が必要とするお金を中央銀行からゼロ金利で借りるだけでよい。その返済は中央銀行がAIで自動で行うので、
国が国債発行する必要はまったくない。

新型コロナによる経済政策に必要な金額も、特別税として徴収することなく
それはみな中央銀行が貸し与えたお金そのものの流通税として自動元本返済される。



金儲け資本主義時代の終焉

税の申告も納税も必要がなくなると、その手間と経費は必要がなくなり、経営はさほど利潤が少なくても、十分やりくりできることになる。

この流動税の自動納税システムにより、財源が保証されるので
国民の基本生活保障としての、ベイシックインカムも実現しやすくなる


そうなると、パンのみに生きるための金儲けは必要なくなり、人間らしい文化的精神的なもののために生きる力が多くなる。

お金はそもそも生活のための手段・道具であり、それは目的にはならない。

そのお金は何のために使うのか?

それが一番重要なことになる。

株式投資も、金儲けではなく、その株式会社のやっていることに対する応援になり、
より社会性また未来性のある仕事を選んで投資することになり、
株価の短期的な上がり下がりを利用して、安く買い、高く売るようなギャンブル投資は少なくなる。

いわば、

 金儲け資本主義から、需要投資主義への転換がされていく時代になるだろう。

ユニバーサル・インカム

ベイシックインカムは国内だけど
ユニバーサルインカムの必要性が叫ばれている

いまはコビット19のパンデミックで 人類の健康も世界の経済も
繋がっている証拠を示すからだ

ベイシックインカムは国内だけでやるのは難しいが
ユニバーサルインカムだと 意外に簡単に実現する

その財源は お金そのものの流れに
ユニバーサルインカム国際税を0.1%かければよい

特に 外国為替の際 その手数料はAIで無料化できる
その手数料がビットコインより安い0.1%にし
その国際税を取引両国にかけて その分だけの財源を
それぞれの国の人数で分かち マイナンバー銀行に振り込めばよい