ゲノム編集から見える未来

2017年12月21日~23日まで 徳島の知足庵に また「健康と自然」を学びの旅をすることになった。

徳島大の社会人の授業に 二つ出席できることになり、

丁度 古代麦の種を播き終えた時だったので、それらの予習時間をとることができた。

その授業テーマが「グロ-バル生産環境」と「ボランティアリーダーと語る地域社会」である。

それで ピーンときたのだが 古代小麦と便利屋の体験話をすればいいだけなのであるが

なんせ その体験をどう伝えていいのか?

自分自身の体験の復習と授業の予習を兼ねて 勉強しなおした。

まずは

「古代小麦を食しても

ヨーロッパにおける30年間の経験値によると、小麦アレルギーを持っている人が食しても85~90%は発症していない

その原因を探求する旅に出た。

ゲノム編集から見える未来

BS1スペシャル「ゲノム編集 食物~密着 食の未来最前線

ゲノムとは遺伝子のこと、目的の遺伝子を切断することで 目的通りの性質を実現できる。
4年前に ほとんどの生物において その遺伝子を狙い撃ちする技術が発見され、ゲノム編集が簡単にできるようになった。
それが食物において、肉厚なタイ、低アレルギー性の卵、毒性のすくないジャガイモの芽などが次々と開発されているが その安全性に疑問がかけられている。その法の整備もまったく行われていない。

生き物の遺伝子は4つの塩基という物質でできている。それぞれの塩基は特定のタンパク質と結合することが解っている。

ゲノム編集はその性質を利用。
事前に特定のタンパク質を並べて、目的の遺伝子に結合するようにしておき、
さらに、遺伝子を斬るハサミのような物質も入れておく。
それを細胞の中に入れると 何万と言う遺伝子の中から 目的の遺伝子を探し出す。
目的の遺伝子を見つけると 結合する。
ハサミが特定の遺伝子だけを切断する。
すると その遺伝子がもつ機能を失くすことができる。

筋肉の肥大を防ぐブレーキの役目をするミオスタチンという遺伝子を壊すとアクセルだけになって 筋肉がどんどん増えていく。そうして 肉がおおきいタイができる。

突然変異によって生まれた肉厚なベルギーのベンジャン・ブルーが、ミオスタチン遺伝子が壊れていることかわかり、
そのブレーキ性質が解った。

ターゲットは真鯛の受精卵 1000分の5ミリの針で ミオスタチン遺伝子を破壊するタンパク質を送り込む。
すると 肉厚なマッスルマダイが生まれる。

世界銀行によると 養殖された魚は2030年には天然の魚を上回ると予想されている。

ゲノム編集で よりおいしいもの より適した食材を作れる可能性が大きくなった。
ゲノム編集学会では ゲノム編集は安全なのか? という問題も定義される。
本当に家畜として繁殖していった場合 形質が安定的に保たれていくのか?
容易に社会に受容されるようなストーリーが描けるとはちょっと考えにくい。
家畜自体は 人の功利の為の動物ではあるが 遺伝子改変という特殊な因子が加わった場合、警官感が増す。

今までに保温が遺伝子組み換え作物に対して きちんと向き合えてこなかったという負の壁がある。
それとゲノム編集の話が重なっている部分がある。
そこを考えなければならない時期に来ている。

遺伝子組み換え作物の負の壁とは

21年前 アメリカで作れた遺伝子組み換え作物が 初めて日本に輸出された。
当時の厚生省は人体に悪い影響はないと 安全と判断した。
しかし 科学的根拠だけでは前例のない農作物に対しての消費者の疑念は払しょくできなかった。
厚生省はそれで 遺伝子組み換えでないという表示をするようにしたが それは遺伝子組み換え作物の混入を5%まで許容するものであり、不信感は消えなかった。

遺伝子組み換えに対する不安感

消費者庁 遺伝子組み換え食品に関する消費者意識調査(H28→29)

その他:消費者庁 遺伝子組換え表示制度に関する検討会

40.7%が不安であると感じ、そこにゲノム編集が登場してきた。

本当に安全なのだろうか?
特に遺伝子組み換え作物と照らし合わせて、両者の違いが十分理解されていない。
違いがあいまいな中で 同列に捉えられて 健康問題の誤解もあるかもしれないが
その誤解を生んでいるもとは そのリスクの程度をきちっと示していない。
研究サイドの部分も問題があり、ゲノム編集作物の中には 確かに消費者にとって 利益・魅力に映るものも生まれるかもしれないが、これまでの食を巡るコミュニケーションが不調だったという 今もそういう状況では なかなか打開打開する道が現在 開かれていない。

ゲノム編集と遺伝子組み換えとはまったく違う

遺伝子組み換えでは外部から持ってきた他の遺伝子を使い
例えば 大豆の遺伝子組み換えに使うのは土壌菌の遺伝子ではある。
一方 真鯛のゲノム編集では 真鯛の遺伝子の一部を壊しただけであり、
自然界における進化や突然変異でも起こることである。

ゲノム編集は 他からの遺伝子を付け加えることはないので もともとあった真鯛の遺伝子だけ 真鯛のゲノムでしか その範疇を超えていない。それは進化が起こるような範疇である。
タイじゃないとんでもないものが出来るとは考えにくい。

だが、安全性が解らないため、国の方針が定まらない状況である。

こうした安全性はゲノム編集者自身が行わなわなければならないとしている。

生まれたばかりの3000匹の高成長トラフグの頭にバーコードタグを埋め込み、
ヒレを取り出し、遺伝子を取り出し、狙いの遺伝子以外の遺伝子を誤って壊していないか、検査する。
これを狙いをはずすという意味のオフターゲット検査という。その場合 アレルギーなどの体に悪影響を与えることが指摘されている。

品種j改良と同じで 遺伝子を変えて より良いものだけを人間が選んできている。
変えて良くなることは絶対あると思える。

このオフターゲット検査をして 異常がなければ 不安は払拭される

また、環境面でも ゲノム編集した魚が自然界に出てしまったとき 生態系に悪影響する懸念がされている。
そのため ゲノム編集された魚が外にでていかない対策をしていく。

また、ゲノム編集が期待され、期待されない消費者意識がある。

期待されるのは消費者にメリットがあるもので、期待されないのは生産者にメリットがあるものである。

野菜の品種改良は
放射線や化学薬品を使って 遺伝子を壊していく手法である。
種にガンマ線を当てて 遺伝子を壊していき、 実の大きくなるトマトや花が多くさくトマトができる。 そこから消費者や生産者ニーズに合ったものを選び出してきた。
今食卓に並んだものは みな人工的に作られたものである。
人間の歴史の中で 人間が自分たちが必要な部分を大きいような そういうふうなものを 作り上げてきたので
自然なものは 今の農作物と言われるものは 全く無いんじゃないか。
人工的に遺伝子を人が選んで 再構成したものが 農作物になっているので ゲノム編集というのは 品種改良の技術の一つ いっぱいあるうちの一つなので それで出来てきたものが 前に思っていたものよりも あぁ いんじゃないって 消費者に思ってもらえる そこがいちばん大切なのかなと思う。

不確定性って必ず科学には あるんですけれども 子供とか 食品って 多くの人に関わるときに 慎重になる必要があると思える。基本的には。 そこが残念ながら ゲノム編集の技術自体がすばらしいがために 研究者の多くが慎重さを失いつつあるような傾向が問題だと思っている。

そのルールをみんなで力を合わせて作るという努力も見られないもの問題だと思える。

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今 世界がかかえている食の最前線の問題提起でもある。

このゲノム編集とはまったく逆方向の取り組みを私はしているということになる。

6000年以上も 進化も 品種改良も されていない 小麦を この日本で作り それを毎日食べていて

自遊に喜んでいる。(^▽^)/

 

 

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