人類がアダムとイブの男女二人で生まれたように、社会の構造を二人の間で協力しあう姿に縮小できる。
お金のシステムも二人の間で協力しあう約束事に集約できる。両者の持っている才能、労働力、持ち物をスムーズに交換しあえるようにしたのがお金である。
しかし、命や愛はお金で買えないように、お金で交換できるものは命以外のモノである。命を維持するためには、生活する上で最低限必要な衣食住はお金で買えないようにすることが、お金が正常に使える条件になる。
そして、お金で買えるモノは最低生活に必要な衣食住を除いた衣食住や文化の商品やサービスや能力である。
これは自給自足できれば、お金は必要ないが、自給自足できないときに、お金が必要になるということでもある。
しかしながら、現在の貨幣は貨幣で最低生活もできないように、その命を奪うことができる貨幣になっているので、協力の道具ではなく、相手を殺す武器のような道具にもなれる。
また、こうした命を奪うような貨幣をもたらしたのは、お金でお金が買えることである。お金は本来モノやサービスを交換するための道具であり、価値を表すものであった。しかし、お金の貸借が認められ、その利息をとることさえも認められたため、金で金を生み出すことが経済の主流になってしまった。
これは本来の協力をする貨幣ではなく、お金の貸し借りで相手の命を支配する権力の道具になってしまい、武力で支配するように、金で人を支配できるようになったのである。
こうした貨幣による支配社会から脱却するには、最低生活を国が保証するような新しい貨幣を発行することが必要である。
最低生活費を保証する貨幣システムをベーシックインカムというが、これを実現するためには、金の貸し借りや利息が付くような貨幣では不可能である。 命の貸し借りができないように、人の命を保証する生活費を貸し借りすることはできなくする必要がある。
そして、ベーシックインカムで使う新貨幣は最低生活に必要な衣食住の商品だけであるようにすることも必要であろう。
それは消費税を付ける場合、生活必需品には消費税をかけないで、それ以外に消費税をかけることで、生活弱者を守るようにすることと同じである。
この生活必需品を交換できる最低生活保障する新貨幣は国民全体に常に行き渡るようにするためには、新貨幣は価値が変わらない紙幣やコインではなく、自動的に減価する電子マネーでなくてはならない。
新電子マナーは、現貨幣のように、国民が1000兆円もの借金とその利息を払うための消費税を増税して払う必要はなく、お金が自動的に減価して、その減価した分が税収となり、それを最低生活費として国民に配布できる。
この最低生活を保障する新電子マネーは、オリンピックでいえば、参加賞のようなもので、だれでもが参加できて、はじめて、公正な競争ができ、楽しめることができる。
どんなスポーツでも、殺し合いはない。公正な市場競争をして、経済と分化を活性化させるには、新電子マネーの発行によるベーシックインカムが欠かせない。
ごんさん、おひさしぶりです^_^
お金の意味とベーシックインカムの必要性、なかなかわかりやすく説明されてますね。まえよりだいぶスッキリしたって感じがします。
お金はあくまで道具。うまく使い方を決めて施行しないと、自分たちの首を絞める。そんな結果になってしまってるのが現代なのかもしれませんね~。