なぜ金が神になったのか

 神様というと、どんな望みも叶えてくれる存在だと定義してもよさそうである。昔は絶対の権力者である王様などが神様と同じように扱われた。現在、権力の維持が武力から金力に代わり、どんな望みもかなえてくれる存在は金力になり、その金が神になった現代といえるだろう。

 アラジンのランプという物語があるが、その中で、神様のようなアラジンが、ランプを持つ「あなたのどんな望みも3つかなえられる」というのがある。

 その3つの叶えられる望みが何かがその物語のおもしろさであるが、3つだけでなく、無限に自分の望みを叶えられる1つの望みがある。

 「どんな望みも叶えられる神様になりたい」

 と願えばいいだけである。

 この望みの一元化は、病気でいろいろな症状を治すためには、その病気の原因を取り除いてしまえば、あらゆる苦痛からの解放されるということにも通じる。

 現代社会がお金から生じる格差問題、借金問題、不景気問題などたくさんの問題が生じているが、それらを一つ一つ解決していこうとしても、あっちをたてればこちらがたたぬというように、全部の問題を一気に解決する方法は見つからない・

 ところが、お金から生じるあらゆる問題をすべて解決する方法が一つある。それは病気と同じで、あらゆる問題の原因をとりのぞけば解決できることである。

 つまり、今のお金そのものを変えてしまえばいいのである。

 例えば、税と社会保障の一体改革をする場合、消費税を増税して、その税収のすべてを社会保障に使うという法律を制定したが、それは不景気さらに悪化させ、1000兆円もの借金を返済ができなくなるという矛盾がおきて、無理な法律であり、こちらを立てればあちらがたたぬ一例である。

 そこで、お金そのものを次のように変えれば、消費税増税、不景気、借金問題などを一気に解決することができる。

 社会保障に必要な電子マネーを発行し配布して、その電子マネーに貯蓄税を数パーセントつけて、銀行から自動徴集させればいいだけである。その税徴集は銀行預金には通常つくプラスの利息をマイナスの利息にし、しかもマイナスの金利を日割りにし、その電子マネーは現金紙幣には両替できないようにすれば、税金逃れをしないですむ。また、税金を計算し、自己申告しなくれもすむので、合理的である。

 この毎日入るマイナスの利息税(貯蓄税)を社会保障の財源にまわせばいいわけである。つまり、将来の預金のマイナス利息税(貯蓄税)が今必要な社会保障費の財源になり、国債を発行することも、日本銀行で紙幣を発行することも必要のないことなのだ。

 銀行の利息が単に数字を付けるだけですむように、社会保障費の配布も、また貯蓄税の徴集も、みな銀行の預金通帳で記帳させるだけで、自動的に計算され、税と社会保障費のバランスシートが調整されるだけですむことになる。

 金が支配する世の中なら、金そのものを変えれば世界は変わるのだ。

 

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