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消費税と貯蓄税の違い

月曜日, 2月 25th, 2013

 消費税の増税がされるが、その反対にある貯蓄税は導入されない。また、金利の最低はゼロ金利であるが、それ以下のマイナス金利はけして実施されることはない。

 しかし、現実には、利息付き借金をして、その返済が元金もろともできないで倒産する会社はたくさんある。それはいわばマイナス金利で返済したことと同じである。

 では貯蓄税にあたるものはどうだろうか? それは不動産に投資すると、固定資産税がかかる。また、不動産だけでなく、株式や為替通貨に投資しても、その価格は下がり、価格ゼロにもなることがある。また、銀行に預金していても、その預金が銀行倒産して、最低保証金1000万円以上の金は失ってしまうことだってある。

 つまり、貨幣は現実に自然現象と同じにならざるをえないことの証拠である。

 しかし、貨幣はけして紙くずにはならないと信じられ、それが永遠に貯蓄できるものであると信じられている。しかし、明治における1円は平成の1円とは同じ数字の貨幣ではあるが、その価値は金貨からアルミ貨のように下がり続けている。円という通貨も、極端に円安になれば、昔の銭厘のように廃止されることだってある。

 古代エジプトでは紙幣は「穀物倉庫の預かり証」だった。今の銀行紙幣は「金や銀の預かり証」が発展したものだ。その決定的な違いは「穀物の預かり証」は通用期限があるが、「金銀の預かり証」には通用期限がなく無期限であるということだ。

 それは穀物は必ず腐るから「穀物預かり証」も準じて「腐る数字」であり、金銀はけして腐らないから、「金銀預かり証」は準じて「腐らない数字」である。

 そのため、「腐る数字」は消費されやすく、「腐らない数字」は貯蓄されやすい貨幣になったのである。世界は人々を支配しやすい「腐らない数字」貨幣を選択し、自然に合わせた「腐る数字」貨幣を選択しなかった。そのため、「腐らない数字貨幣」をより多く貯蓄した人間が国や企業や人々を支配するようになったのである。

 これはいわば物資の買い占めと同じで、「すべての物資の交換券」である「腐らない数字貨幣」を買い占め貯蓄することで、物価を変動し、さらに儲け貯蓄しようとするギャンブル遊びゲームのコイン貨幣になったのである。

 穀物の交換券が金銀の交換券、そして、投資ギャンブルゲーム券になり、実際の人間の衣食住とはまったくかけはなれたものになっている。

 ギャンブルはあるルールで成立するように、ギャンブルする貨幣は法律(利子付き貸借のような増加する貨幣)で成立するようになっている。
  
 しかし、経済よりも自然環境の方が大事なように、貨幣経済も自然に準じたシステムに変貌することが大切になってきている。

 そこで、消費税年10%と貯蓄税10%の違いをみてみよう。

 米10キロ4000円の取引をしたとする。

まず国Aさんは国民Bさんが必要な貨幣4000円発行して渡す。国民Cさんは米生産販売者10キロであり、B国民に売るとする。

1,消費税10%の場合

 米10キロの価格は4400円に値上げされる。Bさんは国Aさんに消費税400円借金して、米10キロを買わざるをえない。

 生産販売者Cさんは受け取った4400円のうち、消費税の分400円を国Aさんに税徴収される。

2,貯蓄税10%の場合

   米10キロの価格は4000円のままである。Bさんは手持ち4000円で米10キロを購入する。

 生産販売者であるCさんは売上げ4000円の10%である400円を貯蓄税として国Aさんに税徴収される。

 つまり、消費税をかけた場合、物価は上がり、国は紙幣発行以外に債券の発行を毎年増加し、増税していかざるをえなくなる。そして、生産販売者にお金は貯蓄され、生活消費者は国の生活保護者になり、かつ借金は増え続けることになる。

 貯蓄税をかけた場合、物価は安定し、国は債券を発行する必要もなくなる。そして、国中のお金は貯蓄税10%の場合、10年でABC国民全体で一回りすることになり、ほどよい景気となり安定する。

 この違いは「腐らない貨幣」は貯蓄する貨幣になり、お金は天下の廻りモノにならずに、滞る貨幣になり、それを循環させるために、債券が貨幣の代わりになるが、その債券が返済信用度で価値が増減するため、物価も上がり下がりし、かつ、経済格差が増大していく。つまるところ、不景気と金融危機が到来して、そのシステムは崩壊せざるをえなくなる。

 「腐る貨幣」は消費する貨幣になり、お金は天下の廻りモノになり、天の雨のように国中に循環する。

 穀物は地球の産物であり、それが腐るとまた地球の土にもどる。貨幣は国の産物であり、それが貯蓄税となって、また国の発行元にもどる。

 今や電子マネーの時代であり、紙幣や債券ではできなかった、自動貯蓄税徴収システムが銀行のコンピュータで簡単にできる時代である。我々には借金や税金で苦しむことから解放される技術をすでに持っているのである。

 それは単に貨幣を人間欲望システムから自然環境システムに変化させるだけで可能なのだ。

  消費税は貧乏人を働かせ貨幣を廻す動力であるが、貯蓄税は金持ちを働かせ、貨幣を廻す動力である。いわば、消費税は貧乏人泣かせ、貯蓄税は金持ち働かせってことだ。