円高?輸出入も物々交換と思えばいいではないか

 今急激な円高で騒いでいる。

 円高の問題というより、実質的にはドル安が問題だと思えるのだが。

 この円高ドル安の問題は輸出輸入の問題になる。石油タンカーで石油を輸入する際、行きは空のタンクで、帰りは満タンにして航行するのはもったいないから、行きのタンカーも他の商品で満タンにして航行すれば、経費の無駄がない。

 この行き帰りの船荷を一杯にして運行するように、輸出入をすれば、円高問題も解決するように思える。

 円高で損失するのは輸出業者であり、得をするのは輸入業者である。

 そこで、その国の輸出輸入業者が企業合併や資本提携すればいいのである。輸出と輸入の金額が同じくらいの企業合併がいいだろう。

 お金で輸出収入をとらえてしまうから、問題が起こるが、商品の交換というお金本来の物々交換という視点にたてば、お互いに便利で友好的な国際関係ができるだろう。

 輸出輸入も物々交換と思えばいいではないか。

 例えば、

 アメリカへ車の輸出企業とアメリカから穀物輸入企業が合併すれば、円高ドル安や円安ドル高になっても、なんら心配はなくなる。為替相場で損得をいちいちきにしなくていいからだ。

 これは、損得を白黒の石で賭け事をするときに、白黒のどちらにも同じ金額で勝負するようなものであり、勝っても負けても損得しないことになる。

 今日本は輸出が輸入に比べていくらか多いから円高が問題になるが、同じ程度だったら、そう問題は起きないはずである。

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