なんでも無料にするとお金の姿が見えてくる

「お金のいらない日」に、集まった無料の商品をあげる際、問題になる2点がある。

1.1人のお客が無料ですべてもらっていく。

2,一つの商品を何人も欲しくなった場合。

 2の問題は欲しい者同士がジャンケンすればいい。

問題は1の1人ですべての商品をもっていかれる場合である。

この問題は今の世界のお金の自由経済において、現に起きていることである。100人の村のたとえのように、6人のアメリカ人が世界のお金のほとんどをもっているようになってしまう。

 お金とはどんな世界の商品・サービスを得られる権利のことである。それは、お金があればどんなモノも得ることができるというに他ならない。そのため、世界中の商品を独り占めしようとするのが、自由経済の姿なのである。それが経済格差が広がる姿でもある。

 そこで、1人5品までもらえるように制限すれば、多くの人にその品物がゆきわたることになる。それは、自由経済において、必要なことは、1人が持てる最高資産・財産を法律で決めなくてはならないということである。

 最低の所得保障を実現可能にするにはその財源を確保しなくてはならない。そのためには、自由経済において、1人の人が持てる最高資産財産を制限することである。

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