迎春2013

 昨年は一昨年の3.11の予想外の災害に呼応するかのように、私的にも予想外のリフォームをすることになった。

 笹子トンネルは毎週通っていたので、私も事故に遭って死んでいたかもしれなかった。この事故は景気がよかったころの産物で、それが老朽化して起きたものだ。当方の板橋のアパートも同じころの産物で、ほとんどの柱が腐っており、数十年住んでいた住人もいなくなり、さんざん悩んだあげく、リフォームすることにした。

 しかし、お金をかけるだけの価値はないので、自分の趣味をかねて、一年がかりで、自分でリフォームすることにしたが、できるかどうかは?????だ。

 家を修理していて思うのだが、新築とリフォームはほとんどかわりがないように思えるだけでなく、すべてが修理であるというような感覚になっている。

 それは元にもどすことなんて、けしてできないからだ。新しさというのは、ゼロから築き上げるのではなく、過去を土台として今と未来を築くことだからである。

 再生とか復興というのは、過去の失敗を踏まえて、未来を築くことである。二度と同じ失敗を繰り返さないことが新しいことなのである。

 「僕の前に道はない、僕の後ろに道ができる」

と高村光太郎が言うように、

 僕の後ろに失敗という道ができるが、僕の前に成功という道はない ただ僕は二度と失敗しないように挑戦するだけである。

 つまり、挑むことが新しいことなのであろう。

新しく迎えた2013年をごろあわせすると、二十の瞳になるが、未来の二十人の子ども達が私をじっとみているようなそんな気持ちにならされる。

 また挑む 2013(二十の瞳) みててくれ

 

 

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