同じ損なら景気よく踊らな損

 今年に入って、急激に売上げが落ちた。店を利用するお客も減ったし、倉庫やアパートの賃貸料の不払いも多くなってきた。

 店の定価はギリギリの経営価格だから、これ以上、下げれば店は赤字が続くことになるので、店を撤退した方が傷が少なくなる。

 しかし、倉庫付き駐車場を維持するには、店による広告は欠かせない。特殊な物件なので、固有に宣伝してくれないので、不動産屋ではほとんどお客をとれないのが現状であるからだ。

 店の顧客を増やすには、店の売り上げをあげる必要がある。そのためには、商店街全体の売上げをあげる必要がある。ここ笹塚10号通り商店街は毎年のように、店が入れかわりしており、永く店の経営ができているのは地主経営か、賃貸料が安いところであろう。

 10号道路商店街の通行人は多いが、そのほとんどが顧客には結びつかない。それが問題の核心である。隣町の和泉商店街はシャッター商店街だったが、今は沖縄の物産や食べ物を扱う店が多くなって、遠くからもお客を呼べるようになってきたようだ。

 商店街が日本全国また海外からも注目もあびるような特色を持たせることが、再生には欠かせないと思える。それには商店街の各店がばらばらに売上げをのばそうとしても、無理がある。

 そのため、商店街がその特色をつけるために、沖縄商店街のような特色をもたせることができる有名店舗を誘致して、それを核とした商店街を造った方がよさそうに思える。

 または、現在のお店が商店街の特色を持たせる方針になんらかの商品を作って売ることもまた効果的であろう。今までの商店街のイベントは年に一度の縁日にようなことをしてきたが、その日は盛況でも、残りの364日は不況では意味がない。

 毎日が祭りのような商店街であることが必要だからだ。でも、そうするには商店街の現況はまとまって動けるような基盤はない。基本的にみな店はばらばらに行動する個人店であり、またチェーン店である。最近はモノを売らないサービス業が多くなってきたので、本来の商店街の特色が少なくなってきている。

  そのため、商店街に期待するには難がある。むしろ、売れる店を作って、その店が商店街の核となり、商店街全体がその顧客に合わせたような店作りになるように自然にもっていくというのが、一番合理的な感じがする。

 とはいえ、これが最も簡単であり、かつ最も難しいことであるような方向であろう。

 そこで、フリマ笹塚を「損して得をとれ」というようなかってないような店を造ってみたくなった。それにはとりあえず、お客がない日に何をするか? それを実験店としてさまざまなイベントをする道楽店から始めてみたらどうだろうか。

 どうせ損をするなら、とことん損をして、商店街を活気づけてみたらどうだろうか。

 それは「同じアホなら踊らな損」というような祭り気分で商売をするというだ。つまり、「同じ損なら景気よく踊らな損」ということだ。

 

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