この山梨に引っ越した畑で
福岡正信著「自然農法・・わら一本の革命」に感銘し、土団子を蒔いて、麦と稲を育てる方法から5年かかり、やっと直採取した麦と稲の種で収穫と苗床を成功させた。
昨年採れた直採取した麦種で今年収穫の6月になった
昨年収穫した陸稲の種をすべて今年の種籾として苗を育てている
わら一本の革命の帯封には
「耕さず、草もとらず、肥料もやらず、しかも多収穫!<現代の老子>が語る無の哲学を実践」
と書いてある。
この通りに土団子を作ってばらまき、いざ実践してみると、麦はいくらか育つが、稲はまったく育たない。
無の哲学は大嘘であり、ただの「こうあったらいいな」という、理想論にすぎない。それは科学でもなければ哲学でもない。
ただ、その大嘘の理想が 農薬漬けの現代農法に警笛を鳴らして、大きく変革への道を開いたことは確かだった。
「嘘も方便」としては、「わら一本の革命」は成功したことは間違いないだろう。