減価する貨幣の意味

減価する貨幣の意味がなかなか理解しにくい。

それは今までのお金の固定観念があるためだ。

下記の図を見てほしい。

期限通貨が毎年10%減価するという意味は、すべての商品の物価は毎年10%減価するということである。

すべての商品は10年後はただになるという意味なのである。

例えば、100坪の土地とそこに2階建ての新築の家の価格が3000万円だったら、10年後のその土地付き家の価格は無料になるという意味である。

また、国債が1000兆円あったら、10年後には国債は0円になり、元金も利息もいらなくなるという意味である。

そのため、

減価する貨幣に通用期間が書かれるように、すべての商品には食物の賞味期限が書かれるようになり、賞味期限が切れると0円になるということである。

例えば、100坪の新築の家の価格、

 3000万円(通用期間は2009年~2019年、減価率10%)となり、2020年には0円になるということになる。こうなると、お金のいらない国のように、誰でもただでその土地と家に住めるという意味である。

 この現象は実際の生活でみられる。商品が売れないと、どんどん値下げして売れるようにする。どんなに安くしても売れないものはただになり、それはゴミとなる。さらに、ゴミを捨てようとすると、価格はマイナスになり、お金を払うから処分してもらうようになる。

 土地の家だって、自分がまったく住まなくなったら、親戚知人に無料で住んでもらって、その家と土地が生かされるようにする。

 そして、自分が死んだら、その者に無料で贈与することになる姿である。

 しかし、こうした商品の流れがあるのに、減価する貨幣の意味が理解されにくい。

土地の値段が減価するとはどういう意味だろうか?

 土地はけして分割できない、土地は誰の所有物にはなれないのだ。どんな土地も地球1つのことであり、その地球の所有権はその地球自身である。土地の価格とは使用権であって、所有権ではない。国とか県とかいうのは、単なる管理権にすぎない。国境というラインが実際にあるのではないのだ。

 土地は地球のものであり、国でも個人でもその所有物にはなれないため、その売買は不可能である。しかし、売買されるのは土地ではなく、その使用権である。使用権には必ず期限がある。なぜなら、使用する人は永遠には生きられないからである。所有権には名前が記入されるが、期限は書かれない。それは無期限に使用できるという意味である。

 今までのお金の実体は所有権であり、その売買をしている。しかし、不滅のお金がありえないように、無期限の所有権など存在しないのである。存在しない所有権を売買すること自体が幻想にすぎない。

 1つのりんごの所有権を売買するのが今のお金であるが、そのりんごの価格が100円であったならば、買ったりんごを食べてしまったら、100円の所有権は失うはずである。しかし、今のお金はそのりんごが無くなっても、その所有権100円を主張し、それが貸借となり、未来永劫に、元金として返金を要求されるシステムである。

 これはまさに幻想に輪をかけたような幻想のお金システムである。実際の事実には基づかない妄想である。そのシステムが現実とはかけ離れてしまうのは当然の帰結である。

 お金を現実の事実に基づいた科学的システムこそ、減価する貨幣・期限通貨である。 

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減価する貨幣の意味 への2件のフィードバック

  1. miyuki のコメント:

    ごんさん、今晩は。

    とても分かり易く纏まっているので、
    mixiコミュで紹介させてくださいませ。

    いつも、有難うございます。

  2. ゴン のコメント:

    >miyukiさん
     mixiコミュへの紹介ありがとうございます。
     減価する貨幣をマイナスの利子と勘違いする人が多すぎます。お金は貸借できないことを証明し、まず理解してもらわないと、減価する貨幣の意味が理解できません。
     ここでは所有権そのものが幻想であることを証明することで、所有権の奪い合いは馬鹿げた行為であることを暗に説明しました。

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