犬山城の近くに 桃太郎神社がある。
神社は神様を祀るものだが、創作した話の登場人物を奉るのは珍しい。
そこの宮司が 昔の桃は スモモのような小さなもので それを食べると パワーがあふれてきたので 桃が大きな生命力をもたらすということから 桃太郎という 元気が出る人物を 創造したのだろうという。
犬山城の瓦も 鬼瓦ではなく桃瓦である。
鬼は 悪者の代表であり、その悪者を退治するのが 正義であり、退治する者は 勇者 善人 である。
桃太郎は 鬼を殺して勝ったのではない。鬼から悪心を追い出して 善心を呼び出し 反省ささせて 勝っている。
戦争ゲームで 日本の将棋のように 敵の駒をとって その駒を味方の駒に出来るような 敵を殺さないで勝つゲームは世界では珍しく 日本特有な戦争と平和観がある。
こういう諺は古今東西にあり、この諺は次のように 言い換えることもできる。
悪心を殺して 悪人を殺さず
今後 これからの戦争が 人殺しではなく 悪心殺しになっていくことが 本当の正義の戦いであり 相手が反省をして善心を持った時に 初めて勝ったと言えるだろう。
悪心はまた誤信とも言い換えることもできる。
戦争はどちらも 自分が正しいと思い込んで殺しあう。
武力で戦いに負けたとしても 自分の誤信を打ち破ることが出来たならば 自分に勝ったことになるので 敵味方両方とも勝者であり、敗者は悪心と誤信であると言えよう。
物事の本質は 見かけだけでは判らないものである。
桃太郎の替え歌を作ってみた。
1.
桃太郎さん桃太郎さん
お腰につけた 吉備団子 一つ 私にくださいな
2・
あげましょう あげましょう
これから和平交渉についてくるなら あげましょう
3.
行きましょう 行きましょう
あなたについて どこまでも 友となって行きましょう
3.
そりゃ進め そりゃ進め
なんども あきらめず 問いかけて 二度と戦争をさせません
4.
おもしろや おもしろや
みんな違って みんな良い 健康と平和を エンヤラヤ
5.
万々歳 万々歳
友の犬や キジ猿は いさんで お船を エンヤラヤ