早速、自分しかできない、
99%採用され、発表できるあてのない、
ボルネオ学会のスタディーサークル用の10分間のプレゼンを準備することにした。
古代小麦を作っている私にとって、
実にけしからんタイトルの本「小麦は食べるな」がある。
そのサブタイトルが・・・
もちろん、そんな本を読むつもりがないが・・
なんで そんな数千年食べ続けた人類の食物を否定するのか?
そのレビューを・・えらく長く10ページもあった。
「5.0全米とカナダで130万部突破のベストセラー!
投稿者シュタインバッハベスト2013年11月29日
著者のデイビスは、米国における循環器疾患予防の権威で、患者2000人に小麦抜きの食生活を実践させたところ、心臓疾患をはじめ、
糖尿病、脳疾患、関節痛、高血圧症などの様々な疾患が快癒したという。
著者はすべての小麦が悪だと言っているわけではない。
小麦の進化上の先祖にあたるヒトツブコムギやフタツブコムギといった古代の小麦は
現代の小麦のように身体に悪さはしないようだと言っている。
ただ、そうした古代の小麦を現在において入手することはきわめて困難なので、
実際にはやはり現代の小麦は食べない方が身体に悪い影響が出ないということになる。
小麦の増産のために行われた「品種改良」がいかに危険性をはらみ、
その「品種改良」された品種が人体への安全確認もなされずに市場に投入されたことの危うさをデイビスは記している。」
なんと、古代小麦を食べろ!
ってことではないか!
実は、古代小麦を食べても 小麦アレルギーの2000人の85%は 小麦アレルギーを発症しないという
実験データをずっと探していた。
古代小麦の科学論文にはどうしても必要なデータ出どころである。
ただの噂や製粉会社の宣伝文句では信用にかけるからである。
どうやら、この著者と訳者が出典先であり、
ウイリアム・デイビス医博はアメリカの著名な循環器専門医。
著者は、2,000人の患者に小麦粉食品の摂取を止めさせたところ、以前の健康状態を取り戻した。
その成果をもとに、国民的な肥満病蔓延は小麦が最大原因であるとし、大きな話題となった。
白澤卓二 順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。千葉大学医学部卒業、同大大学院医学研究科修了。医学博士。東京都老人総合研究所研究員、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーなどをへて現職。
この本を出典先としてリンクすれば、
古代小麦が小麦アレルギーを発症させないという科学的論文も書けることになる。
その科学的論文のタイトルは
現代小麦は食べるな!
古代小麦を食べよ!