ガッテン!「痛みを脳で克服!慢性痛治療革命」の録画を観たら
友人Kがハマっていた「腱引き」「柳生心眼流健康法」の「痛みをとる術」のメカニズムが解った。
これらは、一種の催眠術、偽薬(プラセボ効果)、意識ズラシ、神技洗脳による治療法のように思っていた。
その痛みをとる神技のメカニズムをNHK放送(ガッテン)では見事に科学的に説明している。
いわば、マジックやトリックの種を教えないのが「腱引き」「心眼流」であり、種を教えるのが「ガッテン」である。宗教的痛み解消か、科学的痛み解消かの差でもある。
1.痛みには2種ある
一つは原因が解る痛み、2つは原因が解らない痛み
原因がわからない痛みを慢性痛と呼び、それも2種あって、
過去の痛みの原因が無くなっても、
(1)その痛みが持続する思い込み慢性痛と
(2)痛みで活発になる偏桃体が誤作動
である。
2.側坐核が痛みを和らげる物質を出す
この痛みを和らげる側坐核を活発にさせるには
・小さな幸せを得られるような、小さな目標を達成した時、
・ほんの少しの痛みが減っただけでも 大きな喜びを感じる時
であり、その時はまた側坐核から痛み和らげ物質が出るからともいえる。
柳生心眼流の無刀取りは相手の注意を逸らして、そのスキに相手の刀を取る神技であるが、
それは相撲の相手の目の前で手を叩く猫騙しも同様だが、いわば意識ズラシである。
今痛い箇所でない別な箇所(近い箇所や左右反対の箇所)を意図的に指で強く圧迫することで、
より痛みを感じさせて、直ぐに指の圧迫を外し痛みを解放すると、その開放感が大きな喜びとなり、
側坐核から痛み和らげ物質が出てきて、元の痛みを和らげるいうメカニズムであると考えられる。
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苦痛は小さな幸せで克服できる
肉体的な痛みは、精神的な苦しみと相似しており、
勉強や仕事そして恋愛やダイエットなどにおける苦痛は
脳の中心部にある側坐核を活性化させる小さな達成感をより発展させて
心身共に”小さな幸せ’を感じさせることを
先ずやることで、苦痛を和らげ、ストレスを減らすことで、
それらから逃げることなく、持続して、”より大きな幸せ”を実現する応援力になる。
これは「大きな目標も、小さな一歩の目標から」で、
ボーリングでストライクを狙うとき、遠いピンのストライクゾーンを狙うのではなく、
そのストライクゾーンの線上にある目の前にある▲印(三角ピン)にボールを落とすだけで
あとは自然に 落としたボールは遠いストライクピンに向かっていき、ストライクが実現するようなものである。
また、
仕事や勉強や恋愛でうまくいかなくて自棄になっているときに、
ちょっとしたゲームや遊び、旅なんかして、
意識をズラシ、遊びや旅の小さな楽しみで幸せを感じると
脳の中心の側坐核から たくさんの安らぎホルモンが出て、
仕事や勉強や恋愛の苦痛を癒してくれ、またそれに挑戦し、持続して
”より大きな幸せ”に向かって進むことができるようになるだろう。