麦を売るな!麦の風景を売れ!

これは知足庵で野田先生が言われた言葉である。

葉っぱビジネスが村の活性化になる話から出た言葉だ。

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マレーシアのボルネオにおいても、

こうした価値の変更が必要な時代に入っている。

金持ちがさらに金儲けようとして、アブラヤシの油をどんどん輸出しようとして、ジャングルを切り開き、そこに先住民族を追い出すという経済優先の官民の行く末は資本主義欲望の末路を感じさせる。

海外の人にとって、ボルネオの資源価値はアブやヤシではない。

熱帯雨林のジャングルの先住民の生活とそこに生きるオラウータンなどの動植物にこそ、

本当の価値がある。

 

アブラヤシを売るな! そこのジャングルの風景と生活を売れ!

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モンゴルに行った時も感じていた。

羊を売るな! そこの放牧生活文化を売れ!

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日本でもそうだ

原発を売るな! 日本の平和憲法9条を売れ!

日本の経済ではなく、日本が悲惨な被ばくと事故を体験し、

いかに平和な日本にしてきたか。その平和憲法を、

また、お金より命(人権)優先の政策を売れである。

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マレーシアの先住民族

急激な近代化を進めるマレーシアで、先住民族に対する人権侵害は多発しており、その多くは土地をめぐる問題です。80年代以降、政府や企業は先住民族の暮らしていた森林を伐採し、ダムやニュータウン、プランテーションなどを次々と開発し続けています。先住民族には慣習的土地利用権が州法によって認められていても、それは軽視され、政府や企業による開発が優先されています。先祖から受け継いだ生活基盤である森林が失われることは、土地が痩せ、食料源の減少、川の汚染や枯渇、病気の蔓延に繋がり、先住民族への影響は計り知れないものです。

では、

先住民の文化生活をいかに売っていくか?

それは グリーンツーリズム(農業体験の旅)として、世界中の人が

ジャングルで、先住民とともに生活する体験を味わえる方向に、いくことが、

先住民の人権、ジャングルの地球環境保護、グローバル社会における観光に焦点をあてていくことでああろう。

ボルネオ先住民族の文化と伝統を学ぶ「マリマリ文化村」

ルンダヤ族の家

今のお金のシステムは最初から不平等の自由競争を基礎にしているため、本来の同等の立場での自由競争ではなく、より金があるものが、より金のないものを支配隷従させるための法(ルール)である。

それは武力と金力で、他人を強制的に従属させる行為であり、それは脅迫・殺人にも匹敵する犯罪行為に発展しやすいものである。

金より命!

経済より環境!

お金より人権!

お金より労働!

今の資本主義において、正当な自由競争で経済発展させるためには、オリンピックのように、だれでもが、そのスポーツに参加する資格を与えることから始まる。

それは各国のベイシックインカムだけでなく、グローバル ベイシックインカムがあってこそ、自由競争を土台とした資本主義が正しく機能することができる。

まず、人の命を守らずに、金の奪い合い競争はどんなスポーツにおいてもルール違反になってしまうだろう。まして、経済ではベイシックインカムにおいて、まず命を守ることが、マネーゲームを楽しむ基本中の基本であろう。

先住民の人権と生活をまず守る政策また観光あっての、資本主義社会における基本中の基本であろう。

 

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