第一回の健康平和自然の旅のテーマがまさか
Learn how to love yourself
になって、びっくり仰天している。
日本人の死因のトップが自殺と癌である。
自殺は精神的に自分を愛さないこと
癌は肉体的に細胞自身が、自分の身体・命を愛さないこと
と言い切ることができる。
一個人の力で、世界平和も自然保護も無理なことである。
一個人で唯一できることは自分の健康を維持することである。
ダイエットが難しいように、自分の健康を維持するのは難しいものである。
難しいとはいえ、自分の健康を守るために自分ができることを精一杯やることが生きることであるし、生きているという証でもある。
昔 お見舞いの際の挨拶の言葉で
「ご自愛を!」
という。
この「ご自愛を!」こそ、病気を克服して健康をとりもどす最も大きな力になる。
自分の心が自分を愛せば自殺はしない
自分の細胞が自分を愛せば癌にはならない
脳と細胞が神経などでつながっているのだから、
どんな病も、「ご自愛する」ことが先決であろう。
恋の病で、その恋が叶わず自殺するなんてことも、「ご自愛」したら、そんな選択肢はなく、健康に生きられる。
食事や運動の生活リズムを壊してまでも、会社や社会のために働き、癌になり死なざるをえないことも 「ご自愛」し、他より自分の健康を優先したら なくなるだろう。
神や仏を深く信仰し、
イスラム戦士のような自爆テロ
イエスのような殉教
苦行僧侶のような人たちが
神仏や他人よりも、自分の「ご自愛」を先決して実行したら、戦争は拡がらす
平和はより近くなるだろう。
ところが
世間はもっとも大事な生きる力である「ご自愛」を
「自己中」とか「エゴ丸出し」とかいって、
自分よりも他人や社会を優先する生き方をさも偉いことのように賞賛する。
軍隊では
「戦って死ね」というのが軍人としての一番すばらしい生き方としている。
だが、
こういう、自分よりも他人、社会、国、神仏を優先するところに、
人が人を支配する構造と洗脳が生まれている。
自分の命を守ろうとしたら、敵を殺さないことだ。
自分の命を守るために正当防衛として敵をころす行為は
逆に、敵も同じ正当防衛で自分を先に殺そうとするのは自然の流れであろう。
まず、「ご自愛」を優先したら、他人の愛は次に起きてくる。
敵が自分を殺そうとしたら、逃げるか、殺そうとする心や道具を制することで自分の命を守りやすくなるが、敵を殺してまでも自分の命を守ろうとするし、逆に防衛心を強くして、自分の命をより危険にしてしまうからだ。
世界中の軍隊や宗教団体や国の政治を
「ご自愛=ご自由」を他人、組織、社会、神仏などよりも優先したら、
自分の健康・社会の平和を自然に維持しやすくなるだろう。
他人を攻撃したり、制約したりする行為には、
「ご自愛=自由」よりも、他人、社会、国、神仏優先という
支配者・教職者から洗脳された従属心が存在する。
煙草依存症は自分の健康を害してよろこび、
ギャンブル依存症は自分の自由を束縛して、金に隷属することをよろこぶ
それは「ご自愛」を一時の快楽や金銭よりも、優先していないからである。
いかに
「ご自愛」「ご自由」が健康・平和・自然にとってまず必要であることを意識していきたいものである。