仏陀が苦の原因を追い求め、その苦を消滅することで
心の平和を得る悟りに到達した。
2500年前の仏陀と同じように苦の原因を追い求めてみよう。
世界全体の苦しみの原因は殺し合う戦争である。
平和な日本においては死因トップである、癌と自殺である。
戦争・癌・自殺の具体的共通原因を探せば、日常生活がかなり楽になる。
それらの苦の共通原因は何か?
今の私(自分)に焦点を当てた時、永遠の命を悟ることができる。
この視点(哲理)を応用してみると、
戦争・癌・自殺のどれも今の私をそのまま未来に延長して描いた思い込み(妄想)した明日(未来)の私を想像して苦しむことが解る。
今の私(自分)とは何か?
時間はけして止まらない。今の瞬間は静止した状態ではない。
それはつまり
一歩先の私に焦点を当てた動的私が今の私である。
今の私はすでに過去になり、消え去る運命であるが
次の一歩先の今の私は未知の私であり、そこに過去の囚われも、未来の思い込みのない空と無の今の私が在る。
戦争は未来の私が殺されるという想像から先に相手を殺そうとする行為である。
癌は未来の私が死ぬと想像して、死なないように治療をしようとする行為である。
自殺は未来の私が今以上に不幸になると想像して、そんな姿にならないように死する行為である。
共通した苦しみの原因は
静止して動かない今の私を延長し描き想像した未来の私にある。
ならば
この苦しみの原因をとりさるにはどうしたらいいのか?
動かない今の私から描いた未来の不幸な私の想像ではなく、
動く今の私から描いた未来の幸福な私の想像し、
次の一歩の未知の私に生き出す
本当の私に全身全霊をかけて挑ねばいい。
幸せな
私描いて
一歩生きる
苦の原因
消えて楽なり