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目標通貨も考えた

日曜日, 7月 5th, 2009

Think globally,Act locally

 この言葉はたぶん1992年「環境と開発に関するリオデジャネイロ宣言」の語られたようで、それに基づいて、環境庁は21世紀にむかって各自治体に「ローカル・アジェント(行動計画)21」を策定した。

 私なりに訳すと、

「夢はでっかく、目標は小さく」

 行動しよう・・・であろう。

 というのは、物事を実現するには、ボーリングでストライクを出そうとするとき、手前の三角▼印に意識を集中して投げれば、自動的に背後のピンのねらったところにいって成功率が高まることと同じである。

 今のお金の仕組みは、資本主義と自由主義にもとづいての競争社会であるが、その夢(大大目標)は、たった一人の人間が世界中の金を独り占めにすることである。人よりもより多く金儲けして事業や投資をしていくことだからである。

 そのため、それぞれの業界でもっとも金儲けした者が成功者であり、その業界の神となって讃えられる。

神とは何か?

 というと、これは過去現在でもっとも成功した人物の名前になる。そうした成功者のようになりたいと願うのが信者であろう。

 しかし、今の時代、神とは人物名ではなくなってきた。神とは上とも書くように、神を奉ることは人に上下関係をつけることであり、成功者と失敗者を分け、かつ、完全者と不完全者を分けたり、善人と悪人に分けてしまう。神はいわば絶対者であり、神になれなかった多くの人はその服従者(奴隷)になる。

 こうした成功者なる神を奉ると、神様同士けんかするのが宗教戦争であり、神様社会を築くと絶対君主制になる。こうした社会は自由社会とはまったく逆の奴隷社会(洗脳された社会)になってしまう。今の経済社会は金を一番多く持った成功者に洗脳された社会だともいえよう。

 こうした神に反発し、神を成功した人間ではなく、各個人の心の良心(無我=エゴがない、みんな等しく思う心)こそ、神であるという宗教や信心が多くなった。その無我の心を「愛」とか「感謝」とか、「道」とか、「徳」とかいう言葉で表し、それを神の真実として奉ることで、真の自由を得ようとする時代になってきた。

 しかし、経済界ではこうした人類愛と地球環境に配慮したお金のシステム(法律)は制定されないで、あいかわらず、「資本と自由主義における絶対君主制(お金がすべての権力をにぎることができる)」の法律になっており、けして改正されないのである。

 そこで、なんとか民主主義のような分配通貨を提案したが、これはまさに「でっかい夢」にあたり、なかなか実現までには遠い。そのため、「小さな目標」にあたる目標通貨なるものを提案したい。

目標通貨とは

 お互いの生産物を分け合う社会の実現を目標とした仲間(加盟者)同士の間で通用する現通貨に代わる通貨である。

 地域通貨と本質的には同じではあるが、その名称がその地域に限定した通貨と誤解されないように、分配社会を目標にした通貨である。

 お金は法である

 お金は法貨でなければ意味がない。あちらこちらの地域通貨が法貨になっていないために、流通がしにくい。

 法とはその国民すべてが納得し、了解した事項であり、国民はその法に従うこと、従わされることである。

 法治国家とは、国家が作った法律に従って動くことである。そのため、お金という法律を作って、その金の法に従っている。各国が国とは別の特別な株式会社である中央銀行を作って、紙幣をそこで自由に製造させている。しかも、どんな銀行も、借金をそのまま預金として扱い、信用貨幣をいくらでも製造している。

 そのため、世界で製造されるお金は地球をいくつも買え、生産した商品の4倍ものお金が流通している。それを許しているのが各国の法律である。そのため、世界は自分で作った貨幣の法律によって、振り回され、それを制御する方法も見いだせない。

 いわば、自分で作ったロボット(法律)に、支配された国家が、右往左往しているのが、今の金融危機である。

 この法律というのは誰でも作っており、二人の間で交わした約束事である。例えば、明日3時に合う約束をして、二人がその約束を果たすか、果たさないかで、二人の間の信用が変化し、約束を守ると、二人の友好は続き、守らないと、二人の友好と縁は消滅する。

 国も同じで、例えば、国民からお金を1000兆円借りて、それを約束の10年後に全額返さないと、その国は破産、消滅する。

目標通貨とは新通貨ではある。そして、その新通貨を使う仲間集団とは、

国の法律(現通貨)に従いながら、仲間同士の間で新たに約束された(新通貨)ことに従う団体である。

1,目標通貨の目標とは

 加入した人同士で、自分が生産したものの一部を分配しあうことである。

2.目標通貨の単位を分配を意味するシェア(s)にする。

3.目標通貨の発行額は加入者が自由に分配したい生産物(現貨幣)の総額である。

 いわば、子供の貯金箱と同じで、自分の収入の一部を仲間同士で分け合いたい額だけ、貯金するようなものである。

 そんな自由に集められた現貨幣を目標通貨に両替した総額が発行総額になる。

4.現通貨を目標通貨に両替できるが、目標通貨を現通貨には両替できない。

 この一方通行は、現通貨をすべて、未来の分配通貨にする運動のためで、目標に向かって進むが、退かない意味でもある。

5.目標通貨は加入者同士の間ではどんなサービス、どんな商品、どこの地域でも使える。

 お金の特徴は自分のものを何にでも交換できる便利さである。これは限定しない。

 個人でやりとりする中で、リサイクルオークション、地域の助け合い運動、自分の仕事の請負などが加入者同士であったならば、この目標通貨にする。もちろん、現通貨との併用も可能である。

6.目標通貨は1円→1シェアの電子マネーである。

 地域通貨のように、新たな紙幣を作る必要はなく、今までの円取引と同じようにできる。送金も、現金も、まったく今の現金取引と同じであり、ただ加入者同士の間で取引される場合は1円ではなく、1シェアになる。しかし、両替する場合は、1円を1シェアできるが、1シェアを1円にはできない。

7.目標通貨口座を開設する。

 共同の口座と加入者もみな口座を開設する。

 同じ銀行間では送金料がかからない、三菱東京UFJ銀行がいいだろう。そして、各加入者は目標通貨口座を各支店で作る。

 8.毎月、共同目標通貨預金の総額の50%を加入者全員に平等に分配する。

 目標通貨加入者が自分ができる送金額を共同預金に送金する。その合計額の半分を加入者全員で分け合うのである。

 いわば、誰かが、たくさんの食料を寄付した場合、まず、それを神様や仏様に差し出して、感謝し、その払い下げをみんなで分け合って食べるようなものである。

 神様や仏様は半分で、加入者が半分というのは、その分は公共事業、経費の分である。例えば、加入者が富士山のゴミ掃除をするボランティアをしたら、その給与をそこから払う、また、リサイクルの開発事業を加入者がする場合、それに必要な資金を無利子で貸し出すお金になる。

9.目標通貨事務局はネットテレビ会議室である。

 無用な経費を使わないで、すべて、無料のネットで行うと、ほとんどみな自宅でその仕事ができる。

10,目標通貨が加入者の数の一人あたりのGDP総額以上になった場合、それ以上の目標通貨は現通貨で世界各国の国債を買いつづける。

 国債は増えることもあるし、減ることもあるが、その国の国債がゼロになるまで買い続けることで、償還時はすべて目標通貨に変換して、加入者にシェアし、かつ、無利子で、加入者に貸し出す。その国債はいずれ廃棄することを目標にするため、それが増えることを期待しない。

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 簡単にいえば、気のあった人同士で共同の貯金箱を作って、新しいお金の仕組みを作る運動である。

 そして、今のお金をみるときは、それは金儲けする円ではなく、分配をするシェアであるという意識で行動しようとするネット社会である。