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働くために学ぶのではなく学ぶために学ぶ

月曜日, 7月 13th, 2009

昨日のBI講演会の懇親会で、東京賢治の学校の理事をしている相宮さんと話していたら、

今の学校教育についての話になり、そこで印象深い言葉が相宮さんから出た、

働くために学ぶのではなく学ぶために学ぶ

 んです。当方は働くために学ぶと思いこんでいたので、この言葉は実に新鮮だった。私自身は働くとは文字通り人が動くことで、生きることだと思っている。でも、相宮さんが発言した「働く」とは「所得を得る」ことだと、思うとやたらに、この言葉がしっくりと自分に入ってきた。

 実は、昨日のメインテーマは「所得と教育」を分けようとする、古山明男講師だった。

彼が最も主張したい内容は下記である。

「労働訓練としての教育」から脱して「個性を伸ばす教育」にする。

 現在の教育は労働訓練として

1.休まないこと。机に座っていること

2.無味乾燥さに耐える

3.個人ごとの評定点のために働く

4.何を手に入れても満足しない

5,目標に向かって努力する

6.賞を欲しがり、罰を察する

7,学校の仕事を家庭に持ち越す

8.教師生徒、先輩後輩の序列を作る

 親も教師も、子供のそれに必死である。しかし、そこから育った生徒は

「自分が何をしていいのかわからない」

 ニート、フリータ、不登校、退学者を増産している。

 余談:「やりたいことがないヤツは社会起業家になれ・・山本繁 NPOコトバノアトリエ主催

 この未来の子供たちの現状を救うためにはベーシック・インカムしかない。

そして、未来の教育は

1,労働訓練から個性を伸ばす教育に

2,家庭的教室

3.目的遂行→感受性と創造性

4,総合的人間発達の評価

 新しい国家、経済、文化を担う人たちを生み出す。

いわば、生産ロボットではなく、人格形成が目的になる。そのためには生活費を稼ぐ労苦から解放されなくてはならない。

ベーシック・インカムでは

労働と所得の分離

 がもっとも大事である、

教育では

 教育と所得の分離

 がもっとも大事になる。

 相宮さんの発言を正確に訳すと、

「所得ロボットのために学ぶのでなく、人間らしく生きるために学ぶ」

 ということになるだろう。

懇親会で、古山明男講師に質問した。

減価するe¥(新通貨)を何も日本銀行券以外に作る必要はないと思います。

 日本銀行券を減価するe¥(新通貨)にすればいいです。どちらも、国会の法案を通すなら、やたら雑務が増える併用通貨も、日本円を減価するe¥(新通貨)の法案も、同じ手間です」

 といったら、古山さん、大笑いして、言葉が出なかった。

「つまり、手数料、両替料をとるのはドル相手でいいでしょう。」

「あはは・・・・」

 とにかく、笑いがおさまらないので、返事をききそこねた。

なお、古山さんのアイデアである減価するe¥は、その財源を国債100兆円で、10年後に償還する発想だ。

その金利付き100兆円国債は、月1%の税金(使用料)を徴収して、10年後に全額償還できる計算だ。関さんの政府貨幣である国民配当100兆円よりも、信用があり、かつ、国債によるので超インフレが起こることはない利点がある。