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自分しかできないことをやればいい・その6

木曜日, 4月 26th, 2018

出た、出た! 陸稲の芽が出た!

2018.4.26

昨日の雨で、蕎麦芽から、陸稲の芽が出てきた。

思い描いた通りの時間差目出し作戦が実った瞬間である。

三年前に、陸稲栽培はマルチシートに、苗を植えることで成功している。

二年前は、やはり使い古しのマルチシートを使って、種まきをしても成功している。

昨年は、マルチをやめ、ムギと稲の藁をマルチシートがわりにしたが、そこから雑草がはびこり失敗した。

一週間ほど雑草抜きをしなかったために、ほとんど雑草に殺されてしまった。

一か月かけて、雑草の中から稲を救い出し、その苗を移植したが、移植した苗は成長しなかったり、

成長しても、穂が出ても、穂の中は空っぽで実らなかった。

1%の実がとれたものの、それも貧弱で、今年用の種もみとして使用するのは難があった。

結局、

 

農協に、陸稲のトヨハタモチ(20キロ以上じゃないと売ってくれない)を注文購入した。

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マルチシートは手間も金額もかかり、しかも、それを何度も使うのは難しい。

また、その廃棄もまたやっかいなものである。

 

自然農法の父である、福岡さんは雑草対策として、クローバーと稲を合わせて栽培する方法を提唱した。

その通りに、7年前やったのだが、クローバーの方が強くて、クローバーが生えるところに稲の芽は出てこない。

しかも、クローバーは芝生のように根がからみあうように生えるので、それを取り除くのが難しく、それを駆除するのに、えらく苦労した思い出がある。

 

麦は冬越しするので、雑草よりもはるかに強く、雑草負けはしない。

競争相手がいないのである。

だから、ほとんど手間がかからない。

夏草である稲の競争相手は無数にある、そのために、いかにその生存競争に勝つか?

それが夏草としての稲の最大の問題なのである。

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昨年秋に、私の古代麦の栽培に興味をもって 知足庵に

蕎麦・水稲・麦作りをしている「はなみち農園」さんが、やってこられ

 

「蕎麦種をばらまき、陸稲を線撒きすれば、

蕎麦は早く成長し、すぐに枯れるし、その草丈は低いので

陸稲と共存し、雑草対策になる」

 

そう教えてもらった時は、まるで天からの声だった。

私の古代麦の種と、花道さんの蕎麦種と交換して、

やっと今年の4月始めにその実験を開始して、4月末に、陸稲の芽が出てきた。

 

私はもう一つ実験しているのは、

麦の間に、蕎麦種をばらまき、陸稲の種を線撒きしている。

通常は

麦の間には、ほとんど雑草も生えないくらいなので、

蕎麦も、まして陸稲も生えないと予想した。

 

麦の間でなく、麦なしの畑では蕎麦の芽はいくらか出たが、陸稲の芽は出ない。

 

私が狙っていたのは、自然交代である。

冬草の麦と、夏草の稲が 雑草のように自然交代して繁茂する状態を夢みている。

古代麦が実るのは

一般の麦が梅雨時の6月に実が、古代麦は1か月遅く、7月に実る。

7月に冬草の古代麦が枯れ始める時に、夏草の陸稲の芽が出てくるというのが理想である。

もし、4月に線撒きした陸稲の種もみの芽が出なかったら、

急遽、7月に、麥間に、陸稲の種を撒いて、芽を出させようと用意している。

例年だと、

梅雨時の6月に、麦刈りし、耕うんして、陸稲の種まきか、苗を植えるのだが・・・

古代麦の収穫が7月となり、梅雨時が終わってしまい、

そのあと、耕うんして、陸稲の種を撒いても、毎日の水やりが大変であり、

また、同時に雑草も繁茂するので、昨年のように全滅してしまう。

 

そこで、実った古代麦を刈らずに、上の穂先だけ手積みして収穫し、古代麦の根も幹も葉も残し、

そこには雑草は生えないので、それを雑草対策にしようとしている。

 

稲はもともと水辺の草であり、水がないとほとんど育たない。

私のところには水道があるが、川もなく、

共同農業用水を引き込むには数百万円かかり、やたら規制がはげしく、

それはスプリンクラーでなくてはだめで、しかも、近隣との水の割り当てがあり、必要な時間帯には水が供給されないシステムである。

その理由は、ここは果樹園ばかりで、水田も、畑もほとんどなく、果樹園用のスプリンクラーシステムであるからだ。

 

稲には水道だけではとても追いつかないし、

その水道代だけでも、数万円はあっという間に消えてしまう。

手間とお金と、設備が必要な稲の栽培はこの地では難しい。

そこで、

天然の雨だけを頼り陸稲を栽培する方法を今年実験することにした。

それには、どうしても、梅雨時の雨で、陸稲を大きく芽だし、育てることが必要で、

麦の間に梅雨前の4月に種まきをした。

 

これが成功しないと、

麦と陸稲の二毛作の自然栽培はあきらめざるをえない。

一般麦と水稲の二毛作は昔から栽培されていたが、

古代麦と陸島の二毛作は 私が初めて挑戦している。

 

自分しかできないこと、

誰もやっていないことを挑戦するのも

これまた

自分がこの世に生まれ出た訳でもあろう。