自然農の研究

 さて、いよいよ自然農の研究を開始した。福岡さんの方法が本当に可能なのかを実験することにした。実際方法は、福岡さんは水田稲作をしている途中からの方法だから、雑草畑からの出発する私は別なやり方で実験せざるをえない。

 この自然農の研究過程をブログでは報告しにくいので、新たなホームページ「自然農の研究」を造った。

 既存の畑の土は堅くて、まるで岩を砕いて土にする感じで作業する。大型の耕耘機があったら、あっというまにできるのだが、将来耕さないで、二毛作ができるかもしれないので、じっと我慢して、まずつるはしで砕き、そして、スコップで溝を30センチ以上ほり、その掘り出した堅い石ころのような土を鍬で砕いていく。この作業は雨が降った翌日だと土が雨で柔らかくなっているので比較的楽である。ビニールハウス内の土は雨が入らないので、土がほとんど細かく砕けないので、家庭用の電動耕耘機を9000円くらいで買って、野菜を育てることにした。

 それにしても、畑の土がどうして岩みたいに堅いのか不思議である。相当堅いのは砂岩や泥岩のようなもので、石なのか土なのか見分けがつかないものがある。

 それに、この砕いた土で野菜の苗を育てようとしたが、豆類以外の野菜は生育しないで枯れるか、芽を出さない。特に葉物野菜は育たない。そのため、苦土石灰をまいて、土をアルカリ性にしてから、育てることに再チャレンジすることにした。

 もっとも、野菜育てよりも、メインの米と麦が自給自足できることに主力をおくことにした。それにしても、昔は米麦を二毛作するのがあたりまえだったというが、麦は輸入に頼った方が安上がりだということらしい。

 ここ山梨では、以前は稲作が盛んだったが、お金にならないということで、みな果樹園に転向したと近所の農家さんが言っていた。農業はまさに経済志向でどんどん変わってきたのだろう。

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