生ゴミから育って、収穫したメロンとカボチャの種を再び蒔いたら、季節はずれで、すぐ発芽してしまい、そして成長は止まり、枯れてしまった。
メロンもカボチャも春に種を蒔かないと実らないようである。
麦畑に越冬させる稲の種を土団子にしてまいた。それがもし成功するならば、どんな春に蒔く種も越冬させることが可能である。
自然の植物の循環は、春の植物はみな越冬するはずである。人が野菜を収穫せずに、実がなったままに放置すれば、その実は、腐らず、季節を待って発芽するはすである。
生ゴミの種だけを冷蔵庫に入れたり、乾燥させたりしているが、それを保存するのが大変で、腐敗してしまうことが多く、かなりの技術が必要である。
そこで、自然が行う種の保存方法を真似てみようと思った。
すならち、実は食べずにそのまま土に埋め込んでしまう。カボチャもメロンも、実のままで土の中に入れてしまえば、実は徐々に枯れたり、腐ったりして、種だけが生き残り、ちょうどいい季節に発芽するのではないだろうか?
買ってきたリンゴやキュウイも、トマトもそのまま土に埋め込んでしまうと、時期がきたら発芽するのではないだろうか。
もし、収穫した野菜や穀物をその時期のその種を蒔けば、種や苗を毎年わざわざ買うこともなくなる。穀物だって、保存したりして、カビがはえたり、虫にやられたりはしなくなる。
土は保存というよりも、種の発芽を待つ世界という意識が必要ではないだろうか?
人は死ぬとあの世にいき、再びこの世に生まれる時期を待つという神道思想は、植物でいえば、土中があの世にあたり、土の外がこの世にあたる。
そこで、春に蒔きたかったくず大豆を土団子にしてあちらこちら蒔くことにした。私がかったくず大豆は消費期限がきれる直前のもので、カビがはえている部分もあった。ネットで調べると、くず大豆とは規格外の大きさが小さいもので売れない大豆のことだが、こうした賞味期限がわずかなものも入るようだ。
(執筆後昨日作った大豆の土団子は乾燥させると、大豆が土の水分をすってしまい、土が乾燥して団子がわれてしまい、土団子は無理であることがわかった。そのため、黒土と大豆を水なしで混ぜて、春の雑草をおさえるようにして、雑草が枯れたところすべてに、大豆を蒔いた。冬の寒さと、ちょうどいい湿度で腐ったり、虫や鳥に食べられたりしないで、越冬してくれるかどうか実験した)
マメ科の植物は肥料がいらないで育つようで、空気中の窒素を肥料にするような感じがする。そのため、どんなところでも育ちやすく、しかも他の野菜や穀物の緑肥になるようだ。単に緑肥だとクローバーのようだが、大豆のように他の緑肥にも食べることもできると一石二鳥の働きがあると思える。
これもネットの情報だが、大豆の種は消毒しないと、病虫害になりやすいため、売っている種は消毒薬の色がついたものが覆いようだ。でも、自然農を目指すならば、消毒しないで大豆を育てられるか挑戦したくなった。
庭の小さなスペースに、家にあった、ジャガイモやさつまいも、地中にいくつか植えた。リンゴとキューイを食べずにそのまま土に植えたら、自分の行為があまりにもおかしく映ったので、1人笑いしてしまった。
「収穫して、そのまま植える」
という種の自然循環がどういう結果になるか、春が楽しみである。
ウンウン♪♪
>1人笑いしてしまった。
解るなあ。なんか微笑ましいですね
山の循環はそうですものね
実が自然に落ちて、それが朽ちて
芽が出るんですものね
私のベランダも
生ごみを土に入れると、春になるといろんな芽が出てきます
それが楽しくて、春は大好きなんです
でも、発芽率というと
悪いですよね。
去年の夏に、桃のコンポートを50個ほどの桃で作って
(傷んでいた桃なのでたくさんできなかったのですが。。。)
春に発芽したのが、3本でしたもの
あまりの嬉しさに、大きくなるまで待っていたらよかったのに
早くから移植してしまったので、枯れてしまいました
>でも、発芽率というと悪いですよね
発芽率がもしよかったら、あちらこちらに桃の木ができてしまって困るかもしれませんよ。
本当に強い種しか芽を出さないということがとても重要な命の力のような気がしています。特に、果樹木は野菜と違って、より強い生命力が必要な気がします。挿し木なんかで、根を付けて、そこから一本の木になるなんて、すごいですね。まるで、自分の身体の細胞の一つから、また似たような人間を創り出すようなサイボーグなんですから。
私達人間だって、奇跡の発芽率で生まれ育ったともいえるでしょう。それにしても、春野菜の種を越冬させてどのくらい発芽するか試したくなりました。その場所があまりないので・・どうしたらいいのか思案中です
ああ、そうですね。
発芽率、・・(どうも、私たちは効率ばかり考えてしまう)
私もとれた種の発芽のわるさにがっかりしたっけ。
だけど、あちこちに同じ木ばかりできたら困る。
そのとおりだ。