遺伝子組み換え食品の危険性

驚いた。遺伝子組み換え食品の危険性がこんなにあったとは下記のNHKのBS1で放送されていた。

 「アメリカに本拠を置くアグリビジネスの巨人「モンサント」の世界戦略。米国政界を取り込み、遺伝子組み換えのリスクを隠蔽し、圧倒的な世界シェアで市場をコントロールする脅威の多国籍企業」

前編

後編

 あまりにも知らされていない。

 世界の種子を支配することは、世界の食糧を支配することにつながる。それをしているのがモンサントである。しかも、それは除草剤などの農薬とセットで販売され、在来種であった食物も汚染されてしまう。それは農薬だけでなく、遺伝し組み換えされた食物の花粉から、在来種との交配が起こり、その種が遺伝し組み換え植物になってしまう。

 遺伝し組み換え食物によって、世界の農村は自給自足できなくなるだけでなく、貧困、病気が蔓延するようになる。インドの自殺者が遺伝し組み換えした綿花栽培で急増したように、遺伝し組み換え食物は「自殺遺伝し種子」である。

 モンサントの被害は各地に及んでいる姿の動画もある。

 大豆栽培が引き起こす悲劇

 自然と人間を破壊する遺伝し組み換え種子と企業の姿がここに映し出されている。

 自然農法を進める上で最も障害になるのが、このモンサントの世界戦略と、そこで生み出される遺伝し組み換え食物、それにセットのなった農薬である。

 まさに、世界は農薬を必要とする遺伝し組み換え食物の種子100種で、農薬を必要としない在来種子10000種が絶滅させられる危険が押し寄せてきている。世界の食物価格もこうしたモンサントに支配されてしまう。

 世界は武力と金で支配され、しかも、食料まで支配されたら・・・いやすでに支配されている・・その姿が今の世界の実状ではなかろうか。

 癌が3人1人の割合で死をもたらしている。その癌が食物添加物からくることはよく知られている。それと同じように遺伝し組み換え食品も食品添加物という同じ扱いをして、癌への危険性をうったえる必要があるように思えてくる。

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