もしも・・・が世界を変える

先日「お金のいらない国」の寸劇をみた。

お金とは何だ? という研究をしている私にとって、実に新鮮で、何か心のもやもやがとれた感じがした。

この寸劇は「もしもお金のいらない国だったら、きっとこうなるだろう」という空想を楽しむものである。

私たちが、一番の問題をかかえている場合、その問題を解決するにあたって、最初に問わなけれならないのは、

「それは本当に必要があるのか?」

であろう。

長く生きていると、問題となっているものはどうでもいいものであることが多いことを経験する。

悩ましいもののほとんどはどうでもいい問題である。

実は、お金の問題もまた、このどうでもいい問題の仲間のような気がする。

つまり、お金があってもなくてもどっちだってかまわないってことだ。

では、何が問題になるのかというと、

自分や家族にお金がなくて食料が得られない場合だけである。

もしも、お金がなくても、自由に食料が得られればまったく問題がなくなる。

つまり、

お金の問題を煮詰めると、食料と自己所有の2つの問題になる。

この問題の本質を知るには、

もしも、それがなかったら・・

もしも、こうであったら・・・

という想定することで、問題の本質を把握することができる。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

そこで、世界の問題を解決したくなったら、

この「もしも想像」をすれば、意外と簡単にその本質を把握することができる。

「もしも、自分が世界の王様になったら・・・」

と空想すればいい。

家族は 68億人 年収GDPは7000兆円

だから、世界通貨は世界の食糧がみなに平均して行き渡り、かつ、それぞれ個人が自由にその才能を発揮できるような使い道ができるようにする。

地球人の戸籍とその銀行口座に、毎月一人

7000兆円の4分の1の1750兆円をすべて68億人に年25万7000円、月にして、2万1400円給付する。

これが生存に最低必要な衣食住に交換できる給付金である。

税金は一本化して、すべての資産市場価格の25%自動徴収する。(不動産、株式、現金、証券などの25%)

お金の発行総額は世界のGDP総額と同じ額だけにする。

土地はすべて地球国所有にし、使用者は必要な分だけ毎月使用料を支払えばよい。

この使用料を、公共に必要なインフラ・公務・教育・医療・看護費用すべてにあてる。

すべての法律は地球環境が生存維持可能な自然社会になるためのものとする。

 その法律に、お金の貸し借りの利息はいついかなるときでも、ゼロとする。

それ以外は、みな自由に生きられるようにする。

 私が地球国王だったら、こうするけれど、みなさんはどう想像するだろうか?

一人一人が「もしも 地球国王だったら・・・・・する」ということを想像し、まわりに伝えていく

 ことが、大きな世界変革になるような気がする。

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もしも・・・が世界を変える への4件のフィードバック

  1. miyuki のコメント:

    ごんさん、先日はお会いできて嬉しかったです☆

    「お金」に対する執着が無くなったら、相当の数の犯罪も減りますね。
    人間は、基本的に社会的に認められたいと云う気持ちが強いですから、
    自己実現も、変にひねくれる事もないと想像してます。

    人に、憎まれるよりは、愛されたいと思うのが普通ですよね。
      

  2. ゴン のコメント:

    >miyuki さん
     こちらこそ、お会いできてとてもhappyでした。
    お金の執着が抜けると、犯罪だけでなく、
    そもそも戦争そのものがほとんどなくなるのではないでしょうか。
     そして、
    平和な世界を維持するもっとも大事なことは、すべての人の生存を保証することだということが、徐々に認識されてくるように思えます。
     そして、なによりも、個々の命の尊さがすべてに優先される政治になり、争う楽しさはスポーツ精神に求められてくるようになると思えます。
     それに、毎月生活を保障してくれる政治は自分が愛されているという気持ちにさせてくれますね。

  3. pennyroyal milktea のコメント:

    先日は時間の都合で寸劇観れませんでした‥残念。

    「お金」に対する執着が問題の本質である反貧困コミュで議論しても、「お金」のシステムに価値観を囚われている人達の中で議論しているので、明確な結論は何時迄経って出てきません。

    現在の王様(恐らく二千年前から大して変わってないと思う)はNew World Order(新世界秩序)・「統一世界政府」なんてことを考えているようなので、この先が心配です。

    先ずは「お金」に対する執着を抜く=近代経済システムの価値観を否定・見直すこと、隷属からの脱却が必要なのだと思います。

    抜け出す第一歩は「隷属の認識」
    http://sun.ap.teacup.com/souun/178.html

  4. ゴン のコメント:

    >pennyroyal milktea さん

    寸劇は下記の(寸劇1)で見られます。まったく同じ内容です。
    http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaryu/indexokane.html

    >統一世界政府なんてことを考えているようなので、この先が心配です。

    よく誤解されます。
    >隷属からの脱却
    するには、次の言葉が有効かと思います。
    Think globaly,Act localy
    つまり、
    大きく考えて、小さく行動しよう。
    みな世界の王様になって考えれば、隷属した考え方をしなくなるでしょう。

    過去の世界戦略の失敗は明治の大日帝国憲法とその歴史から学ぶことができます。

    第1条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス
    第4条 天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ

    天皇を現人神・憲法そのものにした第1条と、国家の元首は国民が定めた憲法に従って統治しなくてはならない第4条と矛盾するんですね。

    歴史は、第1条を選択し、軍部がそれを利用し、太平洋戦争にいたって敗北した。
    しかし、第4条を国民が選択したら、そうならなかったでしょう。

    つまり、議論が充分にされる法治国家であれば、世界統一国家などはおそれることはないと思われます。大事なのは、矛盾なき法律を制定することでしょう。

    お金に関しては、すでに国境はありません。現実的にはアメリカドルが基軸通貨になっているので、今の世界統一国家はドルになります。でも、金融危機から、ドルに代わる新しい統一貨幣が模索されています。

    そのため、国と貨幣を分権する必要があるでしょう。各国が自由にお金をいうらでも印刷できるような世界では、経済が混乱するのは当然で、無法地帯になっています。

    今、一国の力だけで生きられる環境にありません。世界中が協力しあわないと、人類は生きることができません。協力というのが議論であり、そこで決定されたことが法律です。

    世界の貨幣総額や流通は各国がよく議論して、決定し、法定化する時期がきたと思います。

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