世界は化石エネルギーから自然エネルギーに転換している。
自然エネルギーでは、太陽・地球・月のエネルギーが一番大きい。
日本はその広さと位置から、太陽エネルギーや月の潮力エネルギーよりも、
地球自身の地熱エネルギーをもっと利用した方がいいと思う。
世界の地熱資源は日本は世界3位である。というのは、地熱は環太平洋の火山と地震の多い地域に集中しているからである。
でも、地熱発電設備容量からすると、世界第6位である。
地熱発電に欠かせないのは地熱タービンであるが、その生産量は日本がトップであるが、ほとんど海外に輸出しているが、国内では使われていない。
地熱発電は地下2,000m付近にあるマグマで熱せられた水や蒸気を地上に取り出し、タービンを回して発電するが、温泉や火山とはほとんど無縁だったオーストラリアでも地熱資源の開発が始まっている。
これは従来の地熱発電の倍、地下4,000mまで掘り下げ、そこにある熱い岩盤に人工的に水を注入して水蒸気を作り出す方法である。この方法が成功すれば、世界中どこででも地熱資源の利用が可能になるとされている。
日本では1500mくらい掘り下げれば、どこでも温泉が出るという。また、その確定位置や掘削技術は非常に日本はすぐれており、温泉好きな日本人にとっては、地熱発電が一番にあっているように思う。
日本の地熱発電は全体の発電に対して0,2%(フィリピンは20.6%)であるが、あと10年後には3倍にする計画があるが、アメリカは10倍以上にする計画がある。日本もせめて、フィリピン並みの10倍20%まで延ばしてほしいものである。
というのは、CO2排出量は太陽や風力発電よりも少ないからもいえる。