飽食経済からダイエット経済に

 断食ダイエットに失敗して、次に見いだしたのが「腹八分ダイエット法」だ。そこで、問題になったのが、「おいしいものはいくら食べても腹八分のまま」だってことで、その境がなかなかつかめない。

 そこで単純に考えれば、「茶碗一杯で、おかわりしない」というような、カロリー制限をする。これが通常のダイエット法である。

 でも、このカロリーダイエット法は誰でもがうまく行くとは限らない。私のように努力が続かない私で、失敗する方が多いのではないだろうか。

 私は柔道が好きで、何かとその技を使って物事を処理していた。今度も、「押してダメなら引いてみな」という技を使ってみることにした。

 ダイエットは食事制限したからダメだった。だったら、逆に、「食事制限しないで、もっと食べてみな!」という柔道技だ。

 「おいしいものはいくらでも食べられる」でも、「まずいものはまったく食べられない」これは両方を組み合わせれば、自然に腹八分になることになるのではないか?

 私は自然農で小麦を作ったが、それを製粉し、フルイにかけて、殻と実を分ける。その量は殻の方が実よりも多く。殻は麦わらと同じように肥料にするのだが、その殻にたくさんの栄養と繊維質があるし、食べられないことはない。しかしこの殻はまずいのだ。麦の実はうますぎるくらいうまいので、パンにすると、いくらでも食べてしまう。殻はいろいろな味付けして食べても、やはりまずいので、とても食べきれないで捨てるしかなくなる。

 ここで、「うまいもの」と「まずいもの」を両方一緒に食べるのが新ダイエット法である。つまり、全粒紛でパンを作って食べる。全粒紛でパンを焼くと、堅くて、さらにボロボロとして、あまり膨らまない。味も、食感も今一歩なのだ。

 しかし、すぐに腹一杯になる。それはおいしいことはおいしいのだが、まずいといえばまずいのである。おいしい8 : まずい2 の割合になる。つまり、「自然に腹八分になり、腹八分が腹一杯と感じるようになる」という原理である。

  その「うままずダイエット法」はまことに経済的なのだ。食べられる小麦が2倍になり、しかも、栄養価も2倍、さらに、食べ過ぎしないので、摂取カロリーも少なくなるからだ。

これは貨幣改革にもいえる。中銀券(私の造語。中央銀行で発行されプラスの利息付きで貸し出される紙幣のこと)は、おいしい食べ物を追求して、それをたくさん生産し、消費することをうながす貨幣である。

 それに対して、復興カード・償還カード・みすずカードは税電券(私の造語。貯蓄税付き電子マネー)である。税電券はマイナスの利息が付いて、苦々しいもの、まずい食べ物であるが、国民の栄養価が高いものである。

 うまい中銀券と、まずい税電券を両方を使えば、飽食で病気になりやすい経済から、腹八分食で、健康になりやすい経済に自然になると思えるのである。

 

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