株式会社日本への再生の道

 地域を活性化するコツの一つに、

一自治体を一株式会社にする

 発想で、確か、老人ばかりになった村民がみんな社員になった村があった。近くの山で、きれいな葉っぱを集めてきて、それを全国の市場に発送して、うるおっている村である。

 徳島県勝浦郡上勝町が経営する「㈱いろどり」である。

この地域活性化の方法は破産寸前の日本国にも通用すると思われる。

 「もしも・・・空想」をしてみた。

もしも、日本が一株式会社だったら・・・・・・どうする

 アメリカのGMが倒産して、国がそれを買い取って、新規まき直しをしようとしている。これを逆に一株式会社が国を買い取る逆転の発想をしてみる。

 元気になりたいときは逆転の発想が一番だ

今、国と地方債合わせて1000兆円の借金がある。この借金の償還がきて、返済できない状況がきた。

そして、日本は破産国になったとする。ここで、日本がとってきた道が2つある

1,国債の債権者に、償還できなかった金額をさらに借金をする。(借金の借金を繰り返す)

 貧富の格差拡大、増税につぐ増税、借金地獄に陥る

2,償還できなかったお金を日銀に立て替えてもらう(国債を日銀に買ってもらう)

 1000兆円日銀がお金を印刷したら、ハイパーインフレが起こる。日本のGDPは500兆円なので、ざっと平均物価は3倍に跳ね上がり、需要の多い食料やエネルギーの物価は100倍を超えるだろう。そして、お金よりモノに投資するから、不動産、金は高騰するだろう。

 これを治めるには、戦後行った新円を発行するしかなくなる。今の100円硬貨が1円のアルミ硬貨になるだろう。

 そこで、私は第3の方法を考えた。

 もし、私が借金や税金が払えないで破産したら、私の資産のすべては「差し押さえ」 されるだろう。税金だったら、「物納」をするだろう。

 そこで、国債地方債の債権者(投資家)に、お金でなく、国有財産を物納する

A 国有地、公共用地を債権者に物納する

 日本の土地全体価格で1600兆円くらいあるが、国有地や公共用地は返済分1000兆円もないだろう。足りない。

B 国の特別会計における国の事業を民営化して、その株と交換する。

 国の多くの無駄づかいは、どうも特別会計予算にありそうなので、そこのすべての事業体を民営化し、株式会社にする。その株を国債と交換すればよい。

 郵政が民営化したときに、その株を国債と引き替えにすれば、今回の20兆円くらいの国債費くらいはでたのではないだろうか。

 大体、投資グループが、M&Aをして、会社をのっとって大きくなるのは、現金ではなく株と株で取引する手法だから。

C 国債は外国債で支払う

 アメリカの国債5000億ドル(50兆円)と合わせて、他の外国債券など、国が保有する金融商品で、支払う。

 問題は債券で起きたのだから、債券は債券で、金融商品は金融商品で支払うようにすれば、根本原因は除去できないまでも、時間稼ぎをすることはできるだろう。 

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 こうして、日本国は株式会社日本として、再生の道を歩みだす

 投資家はより儲けようとする。より生産性をあげて儲けようとする。このパワーを「無駄遣いをやめて、より生産性の高い仕事をする力」で再生する。

 たぶん、国会議員などの公務員の人数は削減され、儲からないで、赤字が多い国家事業は廃止され、収益性の高い事業へ、かつ、有能な人材への投資や、将来発展しそうな環境事業への投資がさかんになるだろう。

 つまり、国をいったん破産して、国の無駄遣いを一掃できるチャンスにしたらどうだろうか?

但し、これが成功するかしないかは、投資家の良心を信じるかどうかにかかわってくる

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株式会社日本への再生の道 への4件のフィードバック

  1. Pika のコメント:

    ハイパーインフレ起きちゃいますかね?
    そもそもGDPの試算というのは、どの程度信頼おけるものなんでしょうかあ・・・
    私にはよくわからないです。
    安部さんも、よく潜在的GDPというけど、これも聞くたびに数字がちがう。。。

    ごんさんは、今の通貨体制から推測してらっしゃるんですよね。
    ・・・私も性善説でいきたいです。
    人間の良心を目覚めさせるしか、通貨改革はなし得ないと思ってます。
    むずかしいですかね。

    それにしても、葉っぱを売って、村ごと儲かるとは恐れ入った!
    あっぱれ!あっぱれ!(^^)

  2. しー のコメント:

    私の教え子が、
    「いろどり」
    に就職しました。
    「学校の森」をテーマに卒論を
    書いた学生です。

  3. ゴン のコメント:

    >pikaさん

    >ハイパーインフレ起きちゃいますかね?

    日本では戦後に体験しました。
    その原理は自分なりに下記で考察しました。

    http://sekaibank.net/keizai/jinken2-hon.htm

    GDPは試算しなくても、貨幣の流通量の増減で、インフレ、デフレが推測可能です。

    物価を決めるのは単純にpikaさんと私の間で決められます。
    pikaさんが今りんご1個持っているとします。
    そのりんごを私は買いたいと思ってpikaさんと交渉します。
    りんごの価格はいったいいくらになるでしょうか?
    次の条件によります。
    1,pikaさんと私の持っているお金の合計額が500円
    2,お互いに借金できる総額が500円
     の条件にすると、
    pikaさんのりんごの価格は1円~1000円(但し、現金500円と債券500円の間で決定されます。
    しかし、
    1の条件が1000円増えて、1500円になり、
    2の条件が無制限であったならば
    リンゴの価格は1円~無制限の価格になります。
    もし、食料危機だったら、私は生き残るために、どんなに借金しても、
     pikaさんのそのリンゴを100億円でも、私は買うでしょう。

    >人間の良心を目覚めさせるしか

     私はそれは自分の信心の問題で、良心を信じると明るくなり、疑うと暗くなる。
     でも、自然の摂理には人の心は関係ないです。
     お金のシステムは単に自然の摂理に従うか、従わないかで、そのエンジンが動きつづけるか、続けないかが決まると思うのです。

     もし、その人の良心が自然の摂理にあっていたならば、信用してもいいですが、あっていなければ、信用しない方が安全ですね。

     pikaさん、もっと楽に考えましょう。 人を信じなくていいですから、自然の力を信じて、任し、それに順応していけば、人は自然と貨幣システムを改革していくと思います。
     
     

  4. ゴン のコメント:

    >しーさん

    さっそくの 
    コメントありがとうございます。

    なんか、とても大きな力をいただけた感じがします。

    >私の教え子が、
    「いろどり」
    に就職しました。

     それはびっくりしました。だって、そこは老人ばかりの社員でしょう。新卒でその会社を選ぶなんて、よほど、先生の教え方がよくないと無理でしょう。

     なんか、未来が教育にかかわっているということが実感できるお話しです。

     となると、・・・私の未来は娘の教育にかかっていることになるのかなあ・・とほほ
     とてもそんな自信がありません・・・なので、私は自然を信じることしかできません・・・

     

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