東京のリフォームと山梨の畑仕事を両立させるには、肉体労働から機械労働に替えることにして、耕耘機と草刈り機をネットで買った。
過去20数年便利屋をやっていたが、この仕事のほとんどは3K(きつい、きたない、きけん)だった。若い人の肉体労働でないと無理で、歳をとるとできない。それで、この便利屋の仕事を機械化した。
いわば、モノの売買のネットオークションに対して、サービス売買のネットオークションのようなものだ。→時間交換しようサイト
PRが足らないのか? 優れていないのか? 7年たってもほとんど反応がない。このサイトではどうしても地域通貨を主にしたサービス交換をしたかったのだ。
地域通貨においては、ありがとう通貨というものを考案したが、これもさっぱり理解されないで、倉庫に眠ったサイトになっている。
今、日銀券に対して、新しい通貨として、税付き電子マネーによる現実通貨の案を発展させていて、今やっと、現実通貨で事業を起こすモデルを構築しているところだ。
それはこうだ。
日銀券による幻想通貨では債券が株式になり、それが事業を大きくする基本力になっているが、現実通貨ではその貸借ではなく授受になる。株式投資はNPO法人への寄付口になり、株式のように、寄付口は売買はできない。
会社は誰のモノかというと、株式会社の場合は株主のモノである。経営者も労働者も株主の雇われ人にすぎない。では、NPO法人は誰のモノであるかというと、もっとも多い寄付者ではなく、そこで働く人同士で選ばれた代表者のモノかというと、そうではない。
NPO法人に場合、解散に当たって、その財産はすべて公共団体に属すると定められているので、公共団体のモノであるということになる。
この株式会社とNPO法人の違いが、幻想通貨と現実通貨の違いになる。
●株式会社 株主 VS 労働者
○NPO法人 公共団体 VS 労働者
地域通貨が考案された時、
他人に何かサービスを1時間されたら、お金の代わりに1ポイントの地域通貨をあげる。そして、今度は自分が他人に何か1時間のサービスをしたら、その1ポイントの地域通貨をあげるというものである。
しかし、これはお金がポイントになっただけにすぎない。ボランティアの場合、無償奉仕が基本であるが、それだと持続が難しいので、何かしらの報酬(縁のようなもの)を与えて、繋がりをもたせようとしたものだが、その広がりは難しいのが現実である。
善悪の自分の行為は廻り廻っていつしか自分に返ってくるものであるというような輪廻のような思想があるが、それが確実に現実になるかは我々の経験とニュースが否定している。
では、この善悪の行為の輪廻が確実に起きるようにするシステムが現実通貨である。この原理はこうだ。
ABC3人の善行悪行国民がいて、Aが5善行、Bが2善行、Cが=1悪行し、現実通貨は5円+2円ー1円=6円は保有税として公共団体に集められ、それが3人に等しく分配され、A2円、B2円、C2円与えられる。
つまり、自分の行為は大小関係なく、所属ずる団体に平等に分配されて、帰ってくることになる。1体1 の場合は、自分がした分だけを他人に要求するが、1体ALLの場合は自分のした分は全体で平均化されて確実に返ってくるというものである。
いわば、全体とか、社会というのは単に平均化ということだけにすぎないのかもしれないが、それが基準という鏡になって、自分をみているのかもしれない。
今の幻想通貨が株式会社の株式に投入されるように、現実通貨はNPO法人の寄付口に投入されていくことで、より両者が調和発展できるように思えるのである。