先日、「物価とは何か」と考察した。そこで、一番のポイントは信用創造(信用貨幣=借金)である。
ハイパワーインフレになるときは、資金が必要になったら、その分無制限に中央銀行がどんどん印刷するときに起きる。それを防止するために、信用貨幣制度が生まれた。現金流通量は変えることなく、現金に変えられる可能性がある信用貨幣を各銀行が作り出すことで、現金をたくさん持つ投資家から、現金をたくさん必要な国や企業に回した。
しかし、そこで問題になったのが、環境・不況・利子で、返済が無理になったときである。そのとき、お金は血液にように循環しなくなり、信用創造は信用崩壊する。それは、現金がすべて貧乏人から金持ちに収集され、そこでストップした状態である。
こうなると、この問題を解決できるのは中央銀行しかなくなる。(但し、国が投資家に借金できる間はまだ余裕があるが、利子があるので、加速的に余裕がなくなる)
そこで、中央銀行が直接国民すべてに金利ゼロで、毎月大人8万円子供4万円貸し出す。これがBI(ベーシック・インカム=命の保証金)である。この総額が月にして、8兆円を、国民1億2千万人に、現金でなく信用貨幣(電子マネー)を、各銀行預金の個人口座に振り込む。
銀行に8兆円の預金が増えたことになるので、銀行の資産は増える。そこで、日銀への準備預金率を現在の約1%から、100%?近くに引き上げる。その引き上げる現金の総額を月8兆円近くにすれば、信用貨幣の総額はプラマイ ゼロになり、インフレはおさえられる。
さらに、
金利ゼロで貸し出したBIを返済させないと、お金は回らない。この返済をいわば奨学金のように、働けるようになってから返済できるようにする。
・0歳から大学卒業までの23歳まで・・・・24歳から返済する
・24歳から34歳まで・・・・・・・・・・・10年後返済猶予
・35歳から60歳まで・・・・・・・・・・・1年後返済猶予
・61歳から生涯・・・・・・・・・返済は自由(中央銀行に返済せず社会に返済)
老後返済は自由というのは、金持ちは貧乏人にあげてもいいし、趣味に使ってもいい、中央銀行に返済するのではなく、とにかく社会に返済する。貯蓄しないで、その分消費してもらう。
もし、消費しないで、貯蓄して亡くなってしまえば、その分中央銀行に全額返済するという意味である。
いわば、中央銀行から金利ゼロで振り込まれた信用貨幣は、社会に返済(消費)してもらい、社会の投資家・銀行は、中央銀行の日銀準備金と金利と元本の返済してもらうことで、現金流通量を調整してインフレを起こさないようにするのである。
これを簡単にいうと、生まれた時から生涯毎月4万から8万円振り込まれるとする。もし、まったく引き落とさないで、その預金が残っていたら、亡くなったときには、すべて中央銀行に返金される。
例えば、親が子供の月のBI4万円を23歳になるまでまったく使わなかったら、そこで貯まったお金は毎月4万円を中央銀行に返済していけば、23年後完済することになる。
いわば、生涯を80年とすれば、日銀がすべての国民に月4万~8万円を金利ゼロで、80年ローンをすることになる。
また、今までは投資家や銀行が日銀からお金を安く仕入れて、企業や国民に高く売っていたが、その流通ルートを一切省き、日銀が直接国民にお金を仕入れされるお金の流通革命である。中途の仲介料が一切いらなくなる。それを可能にしたのが、パソコンと電子マネーの技術である。
名付けて、日銀による生涯命の保証BIローン である。
そうなんですよねー。
高齢者ほど、貯めこむ傾向にあるんですよ。
きっとそれは、不安材料が多いからなんですけど、
自分の事だけではなく、子供や孫の事なんかも
今の社会不安の多さを感じて使えないんだと思います。
社会不安、生存不安を取り除くためにも、「BI」なんですよね。
>miyuki さん
BIを無利子の生涯ローンとすると、もう一つの革命が起きると思うのです。
金持ちになればなるほど、そのお金をあの世にまで持っていこうとするんですね。
そのお金にぶらさがっているのが、子孫ですね。
しかし、この遺産相続制度はBIが生活の保障をするため、必要なくなるの思うのです。亡くなったマイケル・ジャクソンさんは遺産を誰にあげるか心配しなくていいんです。
お金はその発行者である中央銀行にすべてお返しするのが一番自然でしょう。命は生まれたところに帰っていくように、お金も生まれたところに返っていくのが、もっとも自然で安定したお金の流れでしょう。
マイケツジャクソンさんの遺産はアメリカ国民すべてのBIに回されることになるでしょう。そうなることで、その魂は「大空に吹きわたる」でしょう。