井口和基さんのプログで、おもしろい案を見つけた。
http://quasimoto.exblog.jp/18829407/
ひょっとしたら、核ゴミをあっというまに無害化できるかもしれない。
それはこうだ。
原子力は重いウランに中性子をぶつけて核分裂させて、熱を発生させる。その際にでるのが熱と放射能と放射性物質である。
原子核は陽子と中性子が堅く結びついているが、その結合させている粒子が湯川秀樹が発見した中間子である。
となれば、放射性物質に中間子をぶつければ、不安定な放射性物質は安定した鉛のような物質になるかもしれない。
井口さんが提案したように、
「福島原発の横や近辺に中間子製造機のベータトロンを作る。そこでどんどん中間子ビームを発射する。そのビームの下に放射性廃棄物や放射性瓦礫をどんどん通過させる。どうなるか?
無害化できるか? 中性化できるだろうか?
これを知りたいのである。
放射性原子核は中間子を食って無害の原子核に変化できる。
これは現実の物理学の教えなのである。
ぜひ日本政府はお試しすべきでしょうナア 」
このプログを見つけたのは、先日提案した自分の核ゴミを地球の核マントルに捨てた場合、火山のように爆発して、それが溶岩とともに火山灰としてよけいふりそそいだらどうなってしまうのだろう? という不安を解決しようとしたときだった。
このブログには、もう一つの火山灰による除染案がある。
http://quasimoto.exblog.jp/17934645/
「商品開発の分野でも、新燃岳の火山灰から放射能吸収剤をつくった。 最近、この火山灰商品に光合成細菌をかませてバージョンアップした。 そしたら、さらに性能がアップ、除染効果も格段にあがった。
この火山灰の粉を、少量、室内に静かに丁寧に散布して、一時間後、 サイクロン型掃除機で吸い取ると線量がゼロに近くなる! という報告 が何件も寄せられてきている」
となると、地球深くマントルに捨てた核ゴミが最悪火山として爆発して、火山灰に入ったとしても、その火山灰は容易に集め、また核マントルに捨てることができるのではないかと思えた。
ともあれ、除染に水による高圧洗浄機は無効であり、むしろ、ブラシで削りとった方が有効であるという報告がある。しかし、それは草木には向かないだろう。むしろ、炭やゼロライトのような多孔の粉を噴霧して、それを吸い取った方が手軽で有効のように思える。
この除染の実験とその結果はすぐにできる。また、中間子による無害化実験は予算を1兆円くらいかければ可能ではないだろうか? その実験は急務だし、それこそ、公営事業としての景気対策にもなるだろう。