ベーシックインカムとは宝くじと同じシステムで、楽しい夢を持つことだと気が付いた。
宝くじはall for 1 であり、夢買い人のみんな(1万人としたら)が100円で買った券の代金を一人の幸運な当選者に100万円集めて、あげるものだ。
ベーシックインカムは1 for all であり、一人の幸運な100万円の金持ちがみんな(1万人)に自分を含めて、均等に100円与えるものである。
つまり、一人の夢はみんなのもの、みんなの夢は一人のものである。
イエス曰く、
「空の鳥を見よ。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしない。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくれる。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではないか。
あなたがたのうち誰が心配したからといって、自分の命を少しでも延ばすことができるだろうか。
なぜ衣服のことで心配するのか。野の百合がどうして育つのか、よく注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。
しかし、わたしはあなたがたに言う。栄華を窮めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいなかった。
今日あっても、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこれほどに装ってくれるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくれないわけがあろうか。信仰の薄い者たちよ。
だから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。・・・・マタイ6章26節‐31節」
ベーシックインカムはイエスに言わせれば、天(国)を信じて毎日の生活の心配をしない政策のことである。
これは地球上で人類が他の弱肉強食である生物よりも秀でたわけが、他と「分け合う」という知恵である。
今の貨幣は債券であり、借りて返済して廻す通貨である。国民(みんなall)が金持ち(投資家1人)に借りて(貨幣発行)、返済(税徴収)するシステムである。それは all for 1 システムであり、自由実現システムである。
しかし、真の自由を得るには平等が必要であり、そのためには、金持ち(投資家1人)から税徴収して、国民(みんなall)で均等に分け与えるような貨幣システムが必要になる。それが資産の保有税(貯蓄税を含む)である。 この1 for all システムが自由システムを支える平等システムである。
all for 1 の自由と、 1 for all の平等の矛盾するような貨幣システムがあってこそ、国は一心同体のような組織力・国力を生み出すことができる。
経済もオリンピックのような闘いをしているようなものであり、日本の有力なチーム力を造るには宝くじを逆にしたベーシックインカムを実現する新円(資産保有税付き貨幣)を発行し廻していくことが必要であろう。