虚構のアベノミクス

 不景気だから、日銀が円を100兆円印刷して、国債を買う。その国債100兆円を売った投資家は円をすれば円安になるので、全部ドル(1ドル80円)を買った。

 すると、1ヶ月後に、1ドル100円になったので、全部そのドルで円を買ったら、125兆円になった。円安で輸出企業の株が上がるから、その125兆円をその株式に投資した。

 すると、1ヶ月で、株は50%もあがったので、全株売ったら、187兆5000億円になった。それをドルに換金して、石油と小麦の先物商品を買った。

 すると、大量に買ったので、その価格は上がり、1ヶ月後には2割あがり、円に換金すると、225兆5000億円になった。

 円を100兆円印刷した金は投資家の手にすべて渡るだけでなく、実体経済からその100兆円以上もの金を奪うことになる。投資する金を持たない低所得者の家計を圧迫するのである。

 給料は輸出産業だけ増え、それに関係のない、けして増えることのない国民年金月6万円で暮らす老人にとっては、電気ガス食料、そして消費税があがるので、生活はさらに困窮することになる。

 これが虚構のアベノミクスである。投資家は外国為替・株・商品を繰り返して、その仲間同士で損得を繰り返し、結果的に、投資に関係のない低所得者の金を奪うことになる。貧富の差はさらに増大していく。

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