フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実 投稿者 IAppealToYou
この海外の福島原発事故の取材放送をみていると、いかに日本が今危機的な状況になっており、それを安倍首相以下、マスコミも、東電も、原子力村も、風評被害として、真実を隠し、嘘を貫き通す姿勢がわかる。
国民は真実に触れることを恐れ、上向きの景気や東京五輪に浮かれるようにし向けられていると同時も、国民自身も今までもそうだったように、政府を信じて、危険なんてない、安全なんだと思いこもうとしている。日本全体が、真実から逃げて、安全という嘘で押し通そうと自民党を選んだのかもしれない。
だが、真実は一時は隠せても、いずれ暴かれてくる。それが原発事故よりも景気対策と浮かされていた国民が、汚染水という形でマスコミに乗るようになっているのは、真実がでてきたからだ。現場の人間が言っているように、汚染水漏れは今に始まった問題ではなく、収束宣言があってからも何度も起きている日常茶飯事であったことを報告している。
私自身の関心は、昔は神仏とは何か?ということから、お金とは何か? だったが、2011年3月11日の福島原発のメルトダウン事故をきっかけに、脱原発が他の何よりも緊急性をもった人類の問題であることがはっきりしてきた。
この福島原発事故は日本の未来だけでなく、世界の未来を映像化させている。世界の核戦争のような数千万人が広島原爆のように被爆し死んでいくような姿ではなく、原発事故は何十年何百年何千年という単位で、徐々に癌で犯され、死に絶えていく姿である。それは核ゴミが安全になる数十万年間続く、恐怖である。それは上辺は平和のような世界には見えるが、中味は奇形化した癌のような戦争が起きているのであり、それは死しか心からの平和しかもたらさないものである。
この福島原発事故の後始末ほど、大事なものがあろうか? 金の問題なんかはそれに比べてどうでもいいものである。オリンピックなんかは話題そのものも吹き飛ぶようなものである。私自身の家族とその子孫にとっても、切実な問題である。
今まで子孫が1000年も住んでいるところが永代にわたって、帰ることができないという福島の現実は世界中にある原発近くの村には起きえることであり、また、それが海と空から、その汚染地域が拡がれば人類の未来は温暖化問題も、人口爆発問題も吹き飛んでしまう。
それほどの危機において、人は逃げ場がなく、どうにもなくなった場合にどうするか?
これは安倍首相のように、「大丈夫!大丈夫!」と、嘘を貫き、東京五輪に浮かれ、芸能ゴシップに笑い、真実から逃れようとするだろう。ほとんどの野党が「原発ゼロ」と言っても敗退し、「原発推進」する自公が圧勝したことは、まさに、嘘でもいい、安心させてくれる党がいいとして、現実危機からの逃避をしたといえるだろう。
でも、私は大多数の国民とは反対の方針で、生きていきたいと思う。表向きは危機をあおる脱原発運動家であり、内心は楽天家のような何が起きても、笑い飛ばす 芸人でありたい。よく言うではないか、「頭はクールに、心はホットに」というのを「表はクールに、裏はホットに」して、活動を「表向き脱原発運動家、内向きはお笑い芸人」という生き方をこれからしたいと思っている。