ビル・トッテンさんの「私が考えるカジノ経済の弊害」というコラムにはとても共感しました。
♪小原庄助さん、なんで身上つぶした?
朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つぶした、
あ~もっともだぁ、もっともだぁ♪
と、民謡『会津磐梯山』のはやし言葉がありますが、今のご時世では
♪小原庄助さん、なんで身上つぶした?
朝酒朝パチ朝DVDが大好きで、それで身上つぶした、
あ~もっともだぁ、もっともだぁ♪
となるでしょう。「飲み打つ買う」は人の甘えの本性で、「依存症・バクチ・貪欲」が家計を破綻に導きます。
特に、世界の家計のほとんどはお父ちゃんの「ギャンブル好き」に費やされ、お母ちゃんと子供は生活費がなく飢えています。
そんな家庭を一度はみたことがある人も多いでしょう。そして、一度でも「飲み打つ買う」の泥沼に入ってしまうと、麻薬と同じでそこからなかなか抜け出せません。
そこで、そんなお父ちゃんを見限って、母子は家を出て自立するのが一番です。
それが、地域通貨によるベーシック・インカム革命です。
まず、最初は母子生き抜くためには毎日の食べ物を確保しなければなりません。
近くでは、スーパーがたくさんお食べ物を売っています。ここと提携すればとにかく食べることには困りそうにありません。
スーパーで買い物をすると、ポイントカードで、100円買い物をすると、1円のポイントが与えられます。月に10万円の買い物をすると、1%の1000円のポイントが貯まり、次回買い物をするときには、1000円安く買い物ができます。
このクーポンは顧客集客のためのものですので、もし、顧客がよりスーパーで買い物をするようにすれば、もっと効果的になります。
そこで、お母さんは考えました。
今は自分のポイント券は自分のものですが、そのポイント券を共有したら、地域通貨ができるではないか。
共有したポイント券を顧客すべてに等しく分配したら、ベーシック・インカムになるではないか。
お母さんはスーパーの社長さんにこう言いました。
「給料はいりませんから、おたくのポイント券で働かせてください」
「??? ポイント券だけで生活できるの?」
「はい、できます」
「月の売り上げはいくらですか?」
「1億円」
「そのポイント券は1%100万円ですね」
「ポイントカード発行は何人ですか?」
「1000人」
「1人につき月10万円使う勘定ですね」
「もし、月100万円のポイント券を毎月1000人に均等に配分したら一人1000円のポイント券を与えることができますね」
「もし私が無一文になっても、おたくのスーパーの会員であれば、月1000円の食べ物が得られますね」
「そうだが・・」
「スーパーとしては、各自に与えても、みんなに与えても同じですね。でも、どちらが、集客力があると思いますか?」
「そりゃあ、もちろん・・」
「顧客のコミュンを広げた方が宣伝効果も、お店に対する愛情も強くなるでしょう」
「そこで、思い切ってご相談なのですが・・・
もし、この方式を導入して、売り上げがのびたら、ポイント券を買い物の10%にしてください。そうすれば。一人月1万円のポイント券が保証されますね。
月1人1万円生活が可能になりますね。そして、ぜひ、月1万円生活コンテストを毎月実施すればもっと顧客とのコミュニケーションは強くなります。
「それで、お母さんは月1万円のポイント券でも生活できるというのですね」
「いいえ、子供がいるので、月12万円は必要です」
「だったら、生活はできないのでは?」
「いいえ、他のポイント券を発行している会社と、あと11件と契約すればそれが可能です」
「ライバルのスーパーの業界では・・・・困るなあ」
「大丈夫です。ここで食べ物はまあ確保できたので、次は住宅業界と契約にいきますから・・」