人は死して社会に生きる

「減価する」また「腐る」貨幣は腐った貨幣分を社会は新たに発行できるシステムである。

これは生命が生死を繰り返して 存続していく姿を模倣した貨幣システムである。

 

一般的に種の保存は男女が結合し 依存が生まれるということで存続するが

夫婦は社会の最小単位ともいえるものであるが

例え生涯独身を過ごしたとしても その人の魂は後世の人に伝えられるのであるから

個人の死は後世の社会(大きくは人類)に生としてバトンされるともいえる。

 

国や社会は自然を模した人の集合体である。

人は自然の中から生まれ 自然に帰っていくように

人は社会から生まれ、社会に帰っていくともいえる。

 

身体は死んでも魂は生き続けるという。

魂とは心のことであり、心は他者の相手があって始めて生じるものであるから 社会(大きくは世界や自然)の根元また絆でもある。

 

もし死んだら何も無くなると観じるかもしれないが

その人がどんな気持ちで亡くなったかは生き残っている人の誰かに伝わるのだから

身体は死んでも その人の心は社会を形成する細胞の一つとなって生き続けるだけでなく 社会を支えているといえる。

 

人は死して社会に生きるのである!

 

 

 

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