もし団栗が人間のように
裕福さ 善悪さ 天才さ などの背比べをしたら
きっと 小さな子供のかわいい姿を観るように ほのぼのとした笑みがこぼれるだろう
お天道様から見れば 人間だって団栗とそう変わりがなく 似たり寄ったりで区別がつかないだろう。
それは個々の生死だって さほど区別がつかないってことでもある。
命の世界から観れば 人類と他の生物も やはりどんぐりの背比べであろうし、
あえて その差を大事にするなら 個人 国 人種の差より 人類全体の存続であろう。
今絶滅種が増えてきているのは人類の仕業であるが、それは人類そのものが絶滅種にもなりえる兆候ともいえる
人類が多くの絶滅種を作るならば、それはいわば他の生物に対する殺戮犯罪でもあり、それは砂漠化と同じような人類が他の生物との共存ができなくする行為でもあるから、人類は共存を否定したために自滅せざるをえなくなるといえる。
人類が他を殺戮することで自滅していく姿はあちこちで観察できる
今の戦争の主流は自爆テロとの戦いである。自爆テロそのものも自滅行為であるが、
そうしたテロリストを殺戮する行為さえも 自滅行為であるともいえる。
それは自他との差はほとんどなく、人類全体として常に意識すれば 自他とは常に一体として把握すると、
どんな悪人であれど 他人を殺せば自分を殺すことにつながるし、逆も真なりで、自分を殺せば他人を殺すことにもなるので
どんな殺戮も自滅行為であると認識できるのである。
そうした命のやりとりだけでなく、経済格差が生まれるのは銭の奪い合いをするからで、自他一体ならば銭の奪い合う行為はしだいにエスカレートして内乱や戦争を引き起こして、人類の自滅行為へと繋がってくる。
世界が武力より銭が支配している社会において、銭の奪い合いにより自滅から、銭の分かち合いによる生存維持へと変革しなければならない時期にきている。
武力だって 自滅兵器として原水爆 生物兵器 毒ガスになってきているし、エネルギー確保にしても原発のように10万年以上の危険放射性廃棄物を出して それで自滅していく姿になってきている。
産業が二酸化炭素を大量に出すことで温暖化になることだって そうである。人類は他の生物環境を破壊して もっと裕福になろうとすること自体が自滅行為になってきているのが現状である。
最も死亡率が高くなっている癌もまた それは自分の細胞が変化したもので それはいわば自殺細胞でもある。
人類同士の共存だけでなく、他の生物との共存をもしていかないと 人類そのものが自滅してしまう危険な時代でもある。
金儲けのための魚の乱獲が魚の絶滅になり、それで人類の食べ物も無くなってしまう自滅行為を改め、
人類そのものがダイエットするように 生きるに必要な分だけ魚を捕ってともに生存していく時代に変革することが大事になってきている。