脱原発を最後の仕事に 大江健三郎さん会見
東日本大震災による東京電力福島第1原発事故について、ノーベル賞作家の大江健三郎さんが10日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見し「原発がない世界を実現するほかない。声を発し続けることが、自分にやれるかもしれない最後の仕事だ」と語った。
都知事選の時に二人の元首相 細川&小泉さんも街頭演説していたが
「(老齢にして)残された人生すべてを脱原発にかける」と。
その応援をする老齢な著名人もまた同じ気持ちである。
無名人の老人になった私も昨年同じ「残された最後の人生を脱原発にかける」意気込みで都知事選の細川氏を応援した。
だが、トップ投票の自民党候補に半分にも満たず しかも同じ脱原発派と票の取り合いして負けて3位になった。
京大助教の小出さんと同じように つくづく政治の世界が嫌になり、もう二度と政治家の応援はしないことにしただけでない。
多くの著名人や元首相連合でさえ 脱原発一歩へ進める力にはなりえなかった。
まして無名な一老人の自分にとっては「空しい限りの情熱と労力」でしかなかった。
そして脱原発への直接的な運動や応援は一切やめて
「自分が努力すればいくらかでも叶えられる事」だけに 「残された最後の人生をかける」ことに大きく方向転換した。
それがダイエットだった。
一年近く努力した結果 メタボ克服して健康体重近くにすることができた。
自分が努力して報われやすいのは自分の身体だからであろう。
実際に努力する相手は自分の身体というより自分の心であり、その中の主に食欲であり、
目標結果がでたとしても その努力は終わりではなく 一生涯続けなければリバウンドして 元の木阿弥である。
結果に終わりがあっても その努力に終わりはけしてない!
この脱原発への挫折とダイエットの成功経験から、大きな人生教訓を得られた。
それは自分の子供たちへの応援や残す遺産にも大きな変化が見られた。
子供たちが本当に望むことを叶えることができるのは子供たち自身の力でしかない。
残す遺産にしても それが本当に子供たちに役立つとは限らない。自分が親から受けた遺産についても、それを自分に役立てるには自分の努力以外にはなかったからだ。
それは
努力すべきことは自分しかできないことに絞り込むことがよりよい結果に結びつく
発見をしたことである。
子供がダイエットを望むからといって 親が直接ダイエットを応援することはできない。都知事選応援のようにワイヤワイヤうるさく子供にダイエットをせかせても うざくてしつこいと反発され その結果マイナスになってしまうのが落ちである。
親がダイエットしたい子供に対してできることは親自身がダイエットすることで十分であろう。それが瓦理論の他人の2割の刺激力にはなれるかもしれない。
子供たちの生活力を応援したいとして、ただ遺産を残すことで本当に応援ができるだろうか? むしろ、原発再稼働を進める二代目政治家安倍首相のように 日本をマイナスに追いやる力になってしまうのではないだろうか。
板橋で崩壊しかかった木造アパートを今リフォームしているが それを放置して空き家にしても 業者にリフォームを頼んで貸せるようにしても 子供たちへの遺産になる。
空き家だと固定資産税もかかり、また周りに住民にも迷惑をかけるかもしれないし、借金してリフォームしたとしても借り手ができるとは限らないし、姉妹で相続争いをするかもしれない。そうなると 子供にとっては頭も痛いし カネもかかる負の遺産である。
子供たちの生活力を応援することで 親が間接的でも2割の可能性があるとしたら 借金したり業者まかせでリフォームするのでなく、自分でリフォームするという「生き様を残す」ことが一番いい遺産になれるのではないだろうか。
自分でリフォームすることは自分でしかできないことだし、その努力も報われやすく、老人の残された生きがい(生きる力)にもなってくる。
「親がやりたいことをやる」それが「子供たちがやりたいことができる力への2割の応援力」になっていくと思えるのである。
「自分しかできないこと」 さらに「自分が大いにやりたいこと」に絞って 残りの人生をコツコツの築き上げていけば 悔いのない充実した人生を全うでき、明日の子供たちにも役立てる可能性がきっと2割くらいはあるだろう!