フリマ笹塚笑点でもやりますか?!

もう36年も一緒に仕事している相棒がいて

その相棒が もう新定年65歳になった昨年

突然 映画やテレビの脚本の学校へ行って脚本家になった。

今では毎週水曜に新人の脚本を批評している。

 

一方の私も今年65歳の国民年金受給者になって

この日貸し店舗 フリマ笹塚商店は 空きが増え

その赤字を年金で埋めても なお赤字で ボランティア営業中だ。

 

この老人コンビ二人でなんとか 残りの余生をかけて

この落ち行くフリマ笹塚商店を盛り立てて生きていけないだろうか?!

相棒はフリマ笹塚商店の予約受付や顧客世話などの実際面をやり

私は企画経営面を裏でやっているのが現状だ。

 

相棒は脚本家という技術を身につけているが

「何を書いていいのか?」とんと頭に浮かばないらしい

一方の私にはそんな技術はないが

とにかく いろいろなアイデアがポンポン出てくるが

みな絵空事で いわば空中分解してしまうアイデアばかり。

 

その絵空事が今夜また飛び出した!

ピンチはチャンス!ではないか?

フリマ笹塚商店の空き日にフリマ笹塚笑点を開いたらどうだ?

商店を笑いの笑点とかけて

年金コンビで 漫才やコントを このフリマ笹塚で開店したら

どうだろうか?!

笑点のお題やアイデアは私が出し

その漫才コントの脚本は相棒が書く。

 

例えば こんな漫才で 自己紹介を始める

H「は~い こんにちは フ~マ でーす」(東京五輪を決める安倍首相のように)

K「は~い こんにちは リ ・ サ で~す」(指でおもてなしと決定づけた滝川クリステルのように)

H「ところで なんで名前が呆け老人のような貴方が可愛い名のリサなんですか?」(変だろうという突っ込み)

K「フッ!」(女笑い)で間をとり 一人芝居

「リ! 理由なんかないわ」

「マッ! その返答に驚き

「ここはフリマ笹塚笑点でしょう! だから」

「フ~マさん 貴方がフ!

N 「フ!」

K 「リ!」

N 「マ!」

K 「サ! ササヅカよ!」

 

フリマ笹塚笑点は一般劇場ではない

いわば商店街の露店笑人である

舞台も控えもない

練習も創作も その場でやり、その場で演じる

一般商店でないからお金はとらないが

お金の代わりに 笑いをとる。

 

NHKで 法律相談のコントがあり その答えは弁護士がするが

民放にように その答えは弁護士の投票率で正解率何パーセントがいい

漫才コントを観ていた顧客から 笑いの点数として座布団をいただく

お題は法律相談のような世評が正反にはっきり分かれるような

今話題のニュースを取り上げた漫才コントにする

お客さんにも その問題を考えさせ 笑いで回答させてもらう。

 

昔も今も 私は寅さんが好きで

特に チャラチャラ流れる御茶ノ水で始める露店口上が最高だ

最近 ゴミ処理でリサイクルしたい商品がたくさん出たので ただでも売りたい

そこで 寅さんのように リサイクル品を一つ一つ笑いで売るのが好きだ。

 

例えば 炊飯器がゴミで出たとすると その売り口上をバナナの叩きのようにするのだ

「チャラチャラ流れる御茶ノ水 ではないが ここはサッサ ツカツカと歩くガイ 笹塚の商店街・・

家路を急ぐガイ 人たち 家で誰かが温かいご飯を作って待っているのだろうか?

コンビニでご飯なんか 買うんじゃないよ 家で待っている人に作ってもらいなよ?

「何? 待っている人なんかいないって? 一人ものかあ!」

「何大丈夫! この炊飯器 自動でセットして 自分で炊き上げてくれる!

君は一人じゃあないよ! ご飯を毎日作って待ってくれるこんな炊飯器があるじゃあないか?」

「あなたを待つこと一万年 どうだ? この炊飯器一万円でどうだ?」

「何 中古だって? じゃあ その半分の 待つこと五千年 驚き 桃木 山椒の木 五千円でどうだ?」

ってな具合で どうでっしゃろか?

 

 

 

 

 

 

 

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