なぜBIコインが必要か

私たち人類が生まれ死ぬ中で最も貴重なものは自分意識(自分存在)である

だが人類全体と自分の意志がまったく同じであることはまれであるので そこに自他矛盾が起きてくるが、その自他自己矛盾を解決しながら生きていくのが現実である。

雨漏りしない屋根としっかりした平な床を作るには一枚一枚の瓦と床板の絆(合わせ)を1%~20%つけることが重要である。瓦は床板の一枚一枚は自分存在であり、屋根床全体は社会や国そして人類全体存在に当たる。これが私の瓦理論であり、自他自己矛盾を解決する道でもある。

BIコインとは basic income coin (基礎収入貨幣)の略で、今安価な為替と高利投資率があるBIT COINと対照的に言い表した新貨幣システムである。

現在世界で数千年も流通している貨幣は貸し借り・売買・交換でき、その価格は市場競争で決められ、勝負損得の通貨である。

BIコインは貨幣のない小さな部族で毎日行われる収穫したモノを部族全体で平等に分配する作業であり、戦争や災害にあった時に食糧を分け隔てなく分配することでもある。

貨幣はどんな商品サービスにも使えるので それはその国の総生産量に合わせた総生産額だけの貨幣があれば十分であり、それは逆に言えば総生産量に合わせた貨幣の発行と廃棄が必要であるともいえる。総生産量以上の通貨を大量に発行流通させればハイパーインフレになり、発行流通少なければ不景気デフレになってくる。

紙幣増刷と貸借(債権)増大とは同じことであり、それは国が国債を発行すれば貨幣流通が増大し、日銀がその国債を買って紙幣増刷発行できることでも理解できる。「今のお金とは借金である」と言えるのもそのためだ。

BIコインとは国の総生産量を平等に分配するコンピュータ機械作業であり、その貨幣と貸し借り売買交換競争落札はできないというより、例えできても無意味なのでしなくなるものである。

BIコインは国の総生産額は必要なく、自由と独立を貴重とする人の特性は自給自足もできるし、貨幣は自分が必要のない、また必要のあるものを容易に物々交換できるシステムとして発展したこともあり、それはいわば自他の助け合いの絆でもある。

つまり、BIコインは自他の絆分発行されれば十分であり、瓦理論から推論すれば総生産額の1%~20%あれば十分であり、丁度いい。

この社会の絆分配する通貨BIコイン発行には二種類の方法がある。現通貨の流通取引すべてに1%~20%の通貨取引税として徴収され、それをコンピュータで国民すべてで平等に分配配布される方法と、貸借売買交換しにくい独自な平等分配通貨として発行する方法である。

前者は金融取引税をベイシックインカムに回すことだが、今は国際貿易金融の時代であり、それは一か国の税制改革ではしにくく、関係深い諸国で同時に行わないと 損得が大きくなってなかなか決まらないし、ベイシックインカムと合わせた税制分配でないと理解しにくいものである。

後者は地域通貨を国の法貨として 今の流通システムに支障のない月1000円程度のべイシックインカムができるほどのBIコインを電子マネーして 企業のポイント券みたいに取引の1%くらい割引されるほどの景気策にすれば容易に発行し理解されるものだ。

どんな道も最初の一歩から始まるように、小さな幸せと絆はBIコイン電子マネーの月1000円振込から始めれば、安心流通できるシステムになりえるだろう。

 

 

カテゴリー: お金って何だ, 徒然草, 社会問題 パーマリンク