昨日のゆか花さんの未来放送で、驚いた。
なんと! ゆか花さんはサブプライムローンをしていて、大きな家を失った経験の持ち主だった。
それにはゲストのジッタさんも驚かれて、「利息はいくらくらいでした?」と聞いたが、
「え~~、いくらくらいでしたかね・・・」
「そのころ、家の値段はどんどん上がっていたので、ローンを乗り換えることで、お金が入ってきたんですね」
「元金は払いました? 利息分だけ払えばよかったんではないですか?」
「そうです」
ここで、お金の仕組みをジッタさんはすかさず話した。
「国債もそうなんです。国債を元金まで払ったら、銀行は困ってしまうんですね。国債は全額返済されても困るし、返済してくれなくても困るんですね」
「負のスパイラルですね」
この理由は説明されなくても、理解できた。つまり、銀行は国債の利子で永遠に維持できるからである。いわゆる不労所得だ。
昨年の金融恐慌が起きたときは、銀行の企業に対する貸し渋り、貸しはがしがあり、お金が国と銀行間だけの流れだけで止まってしまった。企業や国民のお金が流れていかないので、経済が不景気なって、倒産と失業者が増えるのは当然の成り行きだった。
ゆか花さんのアメリカの家(不動産)は株式と同じで、その価格がどんどん上がっていくので、その売買をローンと併せて繰り返すことで、お金がいくらでも入ってきた。
これは昔の日本のバブルとそっくりだ。ジッダさんは、日本とアメリカの違いを指摘する。
「アメリカは不動産の売買をすぐに繰り返すことができましたが、日本では繰り返さないで持っていた人が多かったですね」
私の知識ではたぶん、税法の違いだろうと思われる。不動産の売買を繰り返すと日本ではかなりの税金をとられ、それを防ぐには自分の住まいの移転だけが税金が安くなったように思う。
経済の話はやはり1時間では無理だったように思う。シリーズ10回くらいに分けないと話せないだろう。
余談かもしれないが、もう1つびっくりさせられたのは、テレビ放送の終わり3分間、ゆか花さんがお祈りをしたことだ。
お祈りといっても、目を閉じて沈黙するだけであるが、「どうして???」という疑問がいっぱいでてしまった。
「まさか、新宗教かあ?」
「自分の固定観念があって、この終わり方の新しさのとまどいか?」
そういえば、ゆか花さん放送の始めに、占いカードを持っていたな
・・・それに、放送をまとめるときに、「お金は太陽の輝きなので、分配するのが幸せなんですね」
とか、言っていた。
占いと宗教的なものは、日本ではなかなか受け入れがたいものがあるから、注意した方がいいと思うのだが、どんなもんだろう?
こんなことをいっている自分は昔宗教で何度か失敗した経験の持ち主だから、ゆか花さんの行動は直感的にすぐ理解できてしまったことは確かだ。
今のお金は金儲け神の宗教だと言い切ってもいいくらい、実に宗教的なものだ。しかも、その手法は詐欺だ。
お金がまったく持っていないのに、いくらでも国や企業や国民に金を無限に貸し出して、その利益を儲けるのは詐欺行為といわずに何といえるだろうか?
それは実体のない神を信じるように、実体のない金(債権)を信奉して、それに盲信している全国民の姿がそこに見えるのである。そんな金儲けの神から自由になるには、その実体のない神をあばくことが一番であろう。