旧約聖書 箴言22-7
「富める者は貧しき者を治め、借りる者は貸す人の奴隷となる」
貸した者が借りた者を執拗に急き立てると、殺し合いになることが多い現実がある。
世界全体においての戦争の原因も、富める者が貧しき者を執拗に攻め立て、両者による武力闘争の殺し合いになっているのも現実である。
諺に
「金を貸せば友を失う」
とあり、「金の切れ目は縁の切れ目」ともいい、大切な友達や家族を失うこともしばしばある。
そのため、
「友人にお金を貸すならあげるつもりで、自分の生活に支障のない金額を貸すのが一番」
ということになる。
学生の頃の友人同士で、賭け麻雀をした時、最初に口約束したのは
「催促なしのある時払いでお願いします」
友人同士で、賭け事をするには、これが一番友情を壊さないルールだと感心したものだ。
諺に
「悪銭身に付かす」とあるが、むしろ、現実は善悪は別にして、賭け事などで
「楽して得た銭は身に付かず」
と言うべきであろう。
一体どうして、金を貸し借りすると友情という大切な縁を失うのだろうか?
お金の貸し借りの仕組みにそもそも問題があるのではなかろうか?