今もっとも深刻な環境問題はCO2による温暖化であろう。
よく考えてみると、CO2(二酸化炭素)は排気量が多すぎて、空気中のゴミと同じになっている。
経済が発展すると、大地や川や海にゴミを大量に捨てるように、空気中にもゴミ(CO2)を捨ててしまっている。
これは経済がゴミを地球に捨ててはいけないという人類絶滅への警告である。
環境問題は一国だけの問題でなく人類の生命存続の問題である。そのため、各国の問題よりも優先する問題になっている。
それは「環境問題は一国の努力では解決できない問題でもある」ともいえる。
環境問題を発生させる原因は経済問題からである。
経済問題を発生させる原因はお金の問題からである。
そのため、環境問題におけるゴミ相関図はこうなる。
CO2削減=ゴミ削減=資本削減=ギャンブル削減
CO2そのものはゴミではない、地球の生命体に必要な量以上のCO2がゴミになる。
資本そのものも汚いものではない、人類全体の存続に必要な量以上の資本が腐敗させる。
地球を買える以上のお金を印刷したり、
地球の未来を買えるような借金したりすると、
それらは金儲け的ギャンブル行為になって、
経済金融そのものを破壊させてしまう。
お金に書かれてある数字が何を意味するものか、問いかける必要がある。
私の仲間たちが一生懸命、地域通貨とベーシック・インカム革命をしようとしている。
でも、それは常に、ローカルで、一国でもいいから実現しょうとしている。
だが、環境問題が地球問題である以上、お金の問題もまた地球問題である。
CO2削減を日本だけ頑張っても、無駄な徒労に終わるように、お金の問題は世界全体の問題でとらえないと、無駄な努力で終わってしまう。
それは、日本海の海岸に流れ着く中国や韓国のゴミをいくら日本のボランティアが清掃しても、その根本原因は解決されないのと同じである。
今や、日本の衣食住は世界各国から輸入され、また日本の生産物は世界各国に輸出されている。
それらの商品の交換をするお金はもはや一国の日本円だけでは通用できない現状である。
それは、具体的にいうとこういうことだ。
ベーシック・インカムを日本人全員に毎月お金を配るという観点ではなく、地球にともに生きるせめて飢餓で亡くなる人たち全員に毎月お金を配るという観点でなければ、無駄な徒労に終わるということである。
人類あっての一個人である。
このままいくと、絶滅品種の1つが人類になるかもしれない。
でも、、先日の「モンテンルパの夜は更けて」ドラマのように、大きな全体を見据えたはま子の自分のできることをすることが奇跡の力を人々に奮い起こすことができる。
ボトムアップは自分のできることをすることである。