昨年は麦刈り後、マルチに稲の苗を植えたが
今年は昨年のマルチを使って穴に稲種を播いた。
見事に芽を出した。
麦刈りした後に、稲の種を播いて成長するかどうかを今年は試した。
それで成長することが解り、麦と稲の自然な二毛作は可能であると証明できたようだ。
稲種は4月初めに浸水させて、苗を作り、その苗を麦刈り後に植えるので、
麦が実り、稲が芽を出すようにする自然二毛作はできないと思っていたが、それが可能であると解った。
ただ、雀とハトがたくさんやってきて、播いた種籾をみな食べてしまうので、その対策をしない成長できないと解った。それは来年に鳥対策した直播方法を試すようにしたい。
直播する稲種は浸水させなくても、そのまま播いても同じように成長することも解った。陸稲は種を浸水させる必要がない。種播き後水をあげればすむことである。
昨年採れた稲は実が少なくて、成長できないと思って、同じトヨカモチを20キロ購入したが、その心配は無用で十分、実が小さい稲でも十分生長できることもわかった。
稲の種の成長には鳥対策だけでなく、土に肥料を十分にあげておかないと成長しないようだ。
麦も稲も、その種も、肥料を十分にあげておかないと、成長も、実も小さくなってしまうことも解った。
鶏糞や藁だけではまだ土が肥えないようで、牛糞を十分にまいて、土を改良させて試すことにした。
鳥や肥料対策をしておかないで、稲の直播で成長できるのは10分の1くらいであった。
そうした失敗をしたときのため、苗をたくさん作っておいたが、それも足りないくらいだったため、
ビニールシートで、鳥対策して、播いた種がたくさん成長したものを、苗として他に広く移動させた。昨年の種籾はみな使ってしまい、新たに苗を作れなかったためである。
その苗を植えるさい、牛糞を使うことにした。
梅雨に入っても、曇りばかりで、ほとんど雨が降らないので水揚げも必要になってきた。
なにかと、自然農法は生き残る確率が低いというか、
かなりの試練をうけて、成長できた作物だともいえるかもしれない。