痛み12* ストレスが殺人細菌を作る

キラーストレス そのメカニズム

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「病は気から」というのが昔の精神論だが最新科学では「病はストレスから」といえる。

ストレスが癌・脳梗塞・心筋梗塞・胃潰瘍・突然死など、現代病の原因になっている。

ストレスと免疫とはATF3遺伝子で繋がっている。

ストレスホルモンが出ると、ATF3遺伝子が働き、免疫細胞は癌細胞への攻撃をやめるが、ストレスホルモンがでないと、ATF3遺伝子が働かず、免疫細胞が癌細胞を攻撃する。ストレスは癌を増殖させるのだ。

娘の胃潰瘍も、ストレスによって、通常なんともないピロリ菌が増殖し、胃壁を破る殺人細菌へと変貌したといえるだろう。このNスペではなんともない細菌がストレスで増殖し、血管をぶち破る脳出血が紹介されている。

脳の神経細胞は脳を支える延髄を通って、体全体の自律神経につながっている。ストレスがかかると自律神経が血管や筋肉を締め付け、呼吸と心臓を速め、筋肉は硬直させる。そこから、いろいろな痛みのある病気が起こりやすくなる。

ストレスがかかると、延髄にある神経細胞が増え、自律神経がより血管や筋肉を締め付ける。

適度な運動をすると、脳と自律神経をつなぐ延髄にある神経細胞は減るので、ストレス耐性には効果的である。

「歩くこと」がストレスに打ち克ち、病気予防には欠かせないと言えそうだ。

 

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