健康は自然の中にある

我は湖の子

という感じで、健康と自然を求めて19日間の旅をしてきた。

医師で高校時代の友 ドクターKが徳島の穴吹に古民家を買い、徳島大の大橋教授と実施した。

『自然と共生することが、健康を保つ上で必要不可欠です。この趣旨に沿った健康法について、実践されている方々のネットワークを構築して、活動を広めていくことを目的として、「自然と健康を考える会」を開催します』

残された人生を「いかに死ぬべきか?」と散策している時に、この誘いはピンとくるものがあり、山梨から徳島へ車で610キロの道を駆けつけた。

開催の前日に着き、開催者とやんやと前夜祭のような雰囲気で、大いに語り合った。痛みを通じて、予習をしてきたので、質問がなぜか予習内容を熱く語るはめになった。

聴講に来たのに、司会役の徳島大の大橋教授が昼食後、私に何か語れとして、特別講師としてふってきた。専門家でも、まして聴衆の前で話したこともないし、そんなプログラムも用意されていないのにだ。

とにかく、私はここでは異端者であったので、主催者であるドクターKとの高校時代の出会いを話すことで、自己紹介のような感じで話した。それがなぜか、自分の今まで人生全体を要約する形で、この健康と自然の会に残りの人生をかけていることを高速回転で話した。

中学の教科書にあったロマンローランのジャンクリストフの一節から、「なぜ勉強するんだ?」それが「なぜ生きるのか?」と悩み続けて、高校二年の時に編入してきたドクターKとの柔道部との出会いで、その疑問がお互いに火花が散った。

それから半世紀を経て、この健康と自然の会で火花が散ったのである。

それが、5歳くらいの男の子が、「生まれてきたわけ」という本をもって、その講演会を走り回っていたのも、なぜか、象徴的な出来事だったきがした。

我は海の子 は童謡にもあり、

さらに、懇親会の時に、今は漁師をしていて、ゴリラ便の時に働いてくれた蟹さんが突如やってきて、話はまた大きく広がることになった。

私は山の子なので

遠き山に日は落ちて 星は空をちりばめぬ

というのがしっくりくる。

 

そうして19日間の旅が始まったのである。

 

 

 

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