骨間筋ケア 5.骨間筋ケアの実践

では、萎縮した骨間筋を復活させるにはどうしたらよいのでしょうか?

とても簡単です。刺激して再び使えばよいのです。

初めて骨間筋を触ると、殆どの人が強い痛みを感じます。使わない期間が長いほど痛みは大きいようです。

でも心配はいりません。痛みは一時的なもので、持続しません。

 

以前述べたように、痛いのはとても良いことなので自分の足に感謝しましよう!

いわば、寝た子を起こすようなもので、痛みによって脳と骨間筋の配線が復活します。痛みが大きければ大きいほど効果は大きいようです。

 

骨間筋を刺激した後はすぐに足踏みをすることが大変重要です。

骨間筋の刺激と足踏みはワンセットです。

1.入浴中(または入浴直後)

2.足の骨間筋の刺激

3.足踏み

4.つま先立ち10回

 

この4つをセットで覚えると良いと思います。

少なくとも一日一回、寝る前は必ずしましょう。

入浴で身体が温まると神経伝達が速くなるので、足踏みをしている時に、脳が素早く正確なイメージを創ることができます。

何故、足踏みが大切なのでしょうか?

その理由は、足踏みをしているときに、目覚めた骨間筋を脳が優先的に使い、最適な状態で十本の趾を使えるようにイメージを書き換えるからなのです。

足を包丁に例えてみましょう。

板前さんにとって包丁は大事な道具です。一日仕事が終わって包丁を研ぎますが、時々切れ味を確かめながら研ぎますよね。そして、最適な状態になったことを確認して研ぐのを終わります。そうすることで、翌日に直ぐ使えるようになります。

これが自己治癒の本態です。足踏みは包丁の切れ味を確めるのと同じで、大切な作業なのです。

つま先立ちはおまけです。ふらつく人は何かに掴まっても良いし、無理することはありません。

つま先立ちするときは早く、降りるときは10数えながらゆっくり戻るとアキレス腱を鍛えることができます。ゆっくり降りるのは意外とバランスをとるのが難しいですよ。

 

つま先立ちは一日数回、気が付いたらいつでもして下さい。電車に乗っている時とか、TVを見ている時とか、道端で会話している時とかが、お勧めです。

足踏みをしながら、足の裏や下腿の感覚の変化を感じましょう。まず、足の裏の感覚が鋭くなり、地に足が付く亜感じがします。また、今まで無理して使っていた筋肉を使わなくなるので足が軽くなったと感じます。血行が良くなるので足がポカポカ暖かくなると感じる人も沢山います。

自律神経が整う効果もあるようです。不眠症が治り、入眠剤が不要になった人も沢山います。

明け方のこむら返りが無くなったと沢山の人が喜んでいます。もしも、足がつりそうになったら、すぐに足の骨間筋を刺激して下さい。直ぐに治ります。

 

歩きすぎて疲れた時、スポーツの前にも骨間筋ケアはお勧めです。足の可動域が広がり、不要な筋肉を使わなくなるので、ねんざや肉離れなどを予防できます。

 

自分の身体は自分で触れるのが原則ですが、最初は慣れた人に触ってもらいましょう。小冊子を活用して下されば、すぐにコツがつかめると思います。一二週間位すると痛みは軽くなってきます。

毎日自分の足を触っていると日々の微妙な変化が分かるようになってきます。そして、自分で自分の健康を維持管理できる自信が付いてきます。

いま高齢化とともに、寝たきりの人が増え、介護する人が不足し、医療費の増大ということが大きな社会問題となっています。

これを解決するのは簡単です。皆が毎日寝る前に足の骨間筋ケアをすればよいのです。靴を履いている方は、昔のように鼻緒のついた履物に戻すことができれば理想的ですが、できなくても大丈夫です。

 

いつでも、どこでも、誰でも、道具無しで、自分でできる。

直ぐに効果が現れる。

自分でするからやり過ぎず、副作用無し。しかも無料!

このような素晴らしい機能を私たちは生まれた時から持っていたのです。なんと有り難いことでしょう!

 

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