ウチは山にあるせいか、水道は一旦貯水槽に貯めてポンプで吸い上げて使用している。
そんな貯水式ポンプ水道の構造も仕組みを知らないので、貯水槽から水が漏れ出して、道路に清水のように流れ出していた。
近くの水道屋さんを紹介してもらって、直してくれるよう頼んだのが5年前だ。
トイレの水漏れでも、そのまま放置していると、数万円かかった経験があるので、すぐに水道屋さんが来られないというので、とにかく水道の元栓を止めてくれるようお願いした。
その元栓がなんと一メートルもあるようなT型の特殊工具がないと、止められない。地下深く手が入らない狭い穴の中に泥深くあった。しかも、その元栓は隣の水道と共通の元栓であるから、それを止めると隣も水道が使えなくなってしまう。
そこで、その特殊工具を元栓に刺したままで、隣の人が使う時は開けるということを2日ばかりした。
3日目に貯水槽の漏れを止めて貰ったが、その翌日に、また漏れ出して水道屋さんを呼んだが、またなかなか来てきれないので、自分で、貯水槽の中を開けて覗いてみたら、トイレのタンクと同じ構造で、浮玉が水が溜まると水道のバルブを締める構造だと解り、浮き玉が貯水槽の蓋にくついていて、シッカリとバルブが閉まらなかったことがわかり、浮き玉の鉄棒を手で下方に曲げて、蓋にひっからないようにしたら、漏れは止まった。どうやら、業者もそうしたようで、すでに曲がっていたからだ。
業者に自分で治せたと告げた。
そてから一年たって、今度はポンプ自体のタンクが錆びついて、そこから多くの水漏れがしていた。同じ水道屋に修理を依頼したら、新しいポンプを注文するというので、1週間かかった。金額を十万円以下にするには家庭用の小さなポンプを勧められ、承知した。
その時の工事を業者がどういう修理をするか時々みたが、なんかいい加減な、私が見ていないところでサッと何かをしているのを感じていた。
そてから1年して、隣の水道ポンプがやはり錆びて水漏れを数ヶ月していて、治す気配がなく、ある時、私が畑で小火を出した際、お世話になった御礼に、新しいポンプ、大きくて業務用に私が無料で取り付けることにした。ヤフオクで注文翌日に商品が届き、即取り付けた。ポンプ代をいれても、諸経費6万円くらいでできた。家庭用は3万くらいで安いことがわかった。
そして、昨日ウチの貯水槽からまた同じ水漏れ、また浮き玉棒を更に曲げたら、折れてしまった。メーカーの東芝に電話したら、もう扱っていないので、別な電装会社を紹介してもらったが、日曜なので休み、元栓が隣と同じなので、とにかくすぐに修理しないと水漏れを防げない。
もう、水道屋を信用できなくなっていたので、自分でホームセンターに行って部品を探してみた。
なんと、同じバルブと浮き玉が売っていた。だが、同じものを買っても、浮き玉棒を大きく曲げないと水は止められない。その部品は高床式のトイレバルブセットで、浮き玉棒は長い。それだと、どうしても、貯水槽の蓋に引っかかる。
他の通常のタンクバルブ本体が値引きされて売っていた。それだと、浮き輪が斜め下に来ると水が止まれる構造で、しかも短い浮き玉棒しか売っていなかったので、これだと、そのまま取り付けても水漏れしない。
つまり、業者が間違って特殊なバルブセットを取り付けたことが判明した。しかも、そのバルブを取り付ける水道管は鉛管で、その錆と接合からして、数十年前に設置したことがわかった。家を買う前からの隣の人と親しい同じ水道屋のミス工事があったことがわかる。
板橋のアパートのリフォームを自分でやったときも、それを作った業者のミス設計と工事で、ボロボロ屋になってしまったこと、
また、この笹塚ドットコムの稼働も移動も、一年半に渡って、そのレンタルサーバー業者の交渉も連絡もなしのつぶてで困難になり、泣かされたことなど思い返せる。
その仕事で金を得ているプロ業者だからといっても、けして信用できるものではない。自分がアマチュアであったとしても、納得いくまで確かめることが、この世を安全に渡っていくことができる道であると思う。